磁器鉢(乳鉢)・磁器杵(乳棒)付の製造機械 化学製品・電子材料に好適! 鉢の傾斜可能な自動乳鉢
【特長】 • 加熱・冷却と材料取出しやすさを両立したハイブリッド構造 湯煎+電熱による温度制御と、乳鉢の傾斜機構を組み合わせることで、処理効率と操作性を両立。粘度変化の大きい材料もスムーズに処理・回収できる。 • メンテナンス性と再現性を高める乳棒ばね力の解放機構 傾斜により乳棒が自然に離れ、交換・洗浄作業を簡便化。 高温処理後でも安全かつ迅速に作業が可能で、次回処理の再現性も確保。 • 粉砕・混合・混練・分散を1台で実現 異なる処理工程を同時並行でこなす、マルチプロセス対応の自動乳鉢。前処理工程の効率化と省力化への貢献。 【好適使用事例】 • 有機顔料ペーストの分散前処理(印刷インキ・塗料向け) 高粘度の樹脂分散媒に有機顔料粉体を加える工程で、温度上昇により粘度を低下させながら効率的に混練。 • 接着剤原料の配合処理(例:エポキシ+フィラー系) 加熱によりベース樹脂の流動性を高めつつ、粉末フィラーを均一に混練。特に温度によって粘性が大きく変動する系で、加熱制御が工程安定化に寄与。
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基本情報
【石川式擂潰機の特徴】 以下のような特徴があります。 (1)独自設計により鉢内を均等・均一に撹拌擂潰処理が可能 (2)撹拌・擂潰の同時処理が可能 (3)駆動トルクが高く高粘度体の処理が可能 (4)ボールミル等に比べて処理エネルギーが低く「マイルドな加工」が可能(温度上昇を嫌う加工に好適) 【製品の基本仕様】 ・加工容積:7L ・釜が前傾斜するので処理材料の投入や取出す際の作業性が向上します。 ・杵先の形状を変えたり、杵に内蔵されたばねの強さを変える ことで機械の擂潰力や撹拌力の調整が可能です。 ・処理による発熱が少ないため、温度上昇を嫌う加工に適してます 【デモルームのご案内】 石川式撹拌擂潰機の機能、性能評価のため実験機を無料でご利用頂けます。お客様の処理に最適な石川式撹拌擂潰機の機械選定と撹拌擂潰処理をご提案いたします。ご検討頂く際に是非ご利用下さい。
価格情報
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納期
用途/実績例
・電子部品材料 ・導電性インク、導電性接着剤 ・絶縁材、封止材 ・顔料、釉薬 ・金属(金、銀、銅、カッパー)ペースト ・ガラスペースト ・カーボンペースト ・二次電池 ・リチウム電池材料、全固体電池の電極材 ・カーボンナノチューブの分散 ・セラミックス材料の混合 ・砥石、砥粒、研磨剤 ・フラックス、溶接材 ・ブレーキシュー ・食品(味噌、あんこ、スパイス、ごま等) ・医薬品 軟膏 ・薬品・化粧品 ・化学・繊維素材 ・研究・開発用機器・装置 ・大学・研究機関・品質管理での撹拌、すりつぶし、分散、混練、混合、混和、濃縮、乾燥、粉末化作業をこの一台で処理可能です。
詳細情報
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24REB 【加熱・冷却型】 ・回転方式:OR式 ・回転数:40 rpm ・鉢内径:355 mm ・鉢深さ:203 mm ・加工容積:7 L ・装置幅:950 mm ・装置奥行き:830 mm ・装置高さ:1,270 mm ・電源:200 V 0.4 kW
カタログ(4)
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弊社は、自動乳鉢の専門メーカーです。自動乳鉢(石川式攪拌擂潰機)の特徴は、独自技術により攪拌・(擂潰)擂り潰し・混合・混錬を一つの装置で同時に行うことができます。以下のような基本性能を有してます。 1.均一で精緻な混合が可能 ・粒度制御をしながら均一な混合ができる 2.粒径の均一化と制御が容易 ・微粉砕しながら、粒径を均一に整えることができる 3.材料の過度な劣化を防ぐ ・機械的なストレスが少ないため(マイルドな処理エネルギー)、過粉砕や化学変化を抑えつつ処理できる ・高エネルギー処理(ボールミルなど)では発熱による反応変化が起こるが、自動乳鉢では温度管理がしやすい 4.少量試作・実験向けに適している ・ボールミルやプラネタリーミキサーは大量の原料が必要 だが、自動乳鉢は最小0.5gの試作が可能 ・プロセスのスケールアップにも対応しやすい(小規模→大規模への適用が容易) 5.スラリー、ペースト、高粘度材料の処理も可能 ・乳棒回転のモータートルクが高いため、高粘度材料でも処理ができる