NaCLを用いて有機顔料を削り微細化!
■概要 D18S 型石川式攪拌擂潰機を用いて 100 nm 程度のフタロシアニン有機顔料のより一層の 微細化をソルベントソルトミリング法で可能か検討した。 電子顕微鏡写真映像から、D18S 型石川式攪拌擂潰機を用いて有機顔料をソルベントソルト ミリング法より微細化できることが証明された。 ■考察 ソルトミリングは、微粒子の NaCL を用いて有機顔料を削り微細化する手法である。 ソルトミリングで有機顔料が微細化すると同時に、有機顔料が再び成⾧する。望ましくは、 微細化工程において、温度の管理が重要となる。 ソルトミリング手法で、石川式攪拌擂潰機を用いることで有機顔料の微細化が可能と 判断できる。石川式攪拌擂潰機を用いることにより、小スケールで、洗浄も簡単で、ソルト ミリングによる有機顔料の微細化検討を実現できると思われる。 鉢の温度制御可能な機種も株式会社石川工場で開発されており、小スケールでのソルト ミリング法で、有機顔料の微細化研究用途に応用可能と考えられる。
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基本情報
【石川式擂潰機の特徴】 以下のような特徴があります。 (1)独自設計により鉢内を均等・均一に撹拌擂潰処理が可能 (2)撹拌・擂潰の同時処理が可能 (3)駆動トルクが高く高粘度体の処理が可能 (4)ボールミル等に比べて処理エネルギーが低く「マイルドな加工」が可能 【製品の基本仕様】 ・インバータ、デジタルタイマーが標準装備されていますので、回転数の変更や運転時間の設定が可能。 ・本体はオールステンレス製でクリーンルームでのご使用にも適しています。(塗装仕様もございます) ・マグネット式で脱着が容易な飛散防止カバー付き 飛散防止カバーを装着しないと起動しない安全装置を標準装備 ・定格トルクに対する負荷率が表示可能 ・杵は、メンテナンスがほとんど要らない防塵タイプの杵を搭載 【デモルームのご案内】 石川式撹拌擂潰機の機能、性能評価のため実験機を無料でご利用頂けます。またお客様のご希望により撹拌擂潰処理を熟知した弊社スタッフがお客様の実験をサポートいたします。さらに、お客様の処理に最適な石川式撹拌擂潰機の機械選定と撹拌擂潰処理をご提案いたします。ご検討頂く際に是非ご利用下さい。
価格帯
納期
用途/実績例
電子部品材料 導電性インク、導電性接着剤 絶縁材、封止材 顔料、釉薬 金属(金、銀、銅、カッパー)ペースト ガラスペースト カーボンペースト 二次電池 リチウム電池材料 全固体電池 カーボンナノチューブ セラミックス材料 砥石、砥粒、研磨剤 食品(味噌、あんこ、スパイス、ごま等) バイオ 医薬品 軟膏 薬品・化粧品 化学・繊維 研究・開発用機器・装置 大学・研究機関 エレクトロニクス 素材・材料 大学・研究機関 官公庁・団体・協会 素材・材料
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弊社は、自動乳鉢の専門メーカーです。自動乳鉢(石川式攪拌擂潰機)の特徴は、独自技術により攪拌・(擂潰)擂り潰し・混合・混錬を一つの装置で同時に行うことができます。以下のような基本性能を有してます。 1.均一で精緻な混合が可能 ・粒度制御をしながら均一な混合ができる 2.粒径の均一化と制御が容易 ・微粉砕しながら、粒径を均一に整えることができる 3.材料の過度な劣化を防ぐ ・機械的なストレスが少ないため(マイルドな処理エネルギー)、過粉砕や化学変化を抑えつつ処理できる ・高エネルギー処理(ボールミルなど)では発熱による反応変化が起こるが、自動乳鉢では温度管理がしやすい 4.少量試作・実験向けに適している ・ボールミルやプラネタリーミキサーは大量の原料が必要 だが、自動乳鉢は最小0.5gの試作が可能 ・プロセスのスケールアップにも対応しやすい(小規模→大規模への適用が容易) 5.スラリー、ペースト、高粘度材料の処理も可能 ・乳棒回転のモータートルクが高いため、高粘度材料でも処理ができる