生産性の高い全雄品種の育種年限が短縮できます
アスパラガスの露地栽培では、雌株(XX)と比較して雄株(XY)の方がより生産性が高いため、雄個体のみを生ずる種子集団(全雄品種)の育成が好まれている。全雄品種は、超雄株(YY)と雌株 (XX)を交配することで育成されている(図1)が、超雄株と雄株を外見から識別することは難しく、DNAマーカーを用いても超雄株選抜には1~2年の年月が必要であった。 超雄株早期判別のため、2018年にRM17マーカーが開発されたが、紫アスパラガスでは利用できず、ハマタマボウキ等の近縁野生種でも利用できるかが不明であり、新たなマーカーが望まれている。 そこで本発明では、アスパラガスやハマタマボウキにおける性染色体を判別する新規DNAマーカーSSM01を提案する。本DNAマーカーの利用により、グリーンアスパラガス、紫アスパラガスだけでなく、ハマタマボウキ などの近縁野生種における超雄株を苗の段階で選抜することが可能となり、育種年限を大きく短縮することができる。
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