「±0.01mmの誇り。私たちの精密加工が選ばれる理由」
製造業において「精密加工」と一言で言っても、実際に**±0.01mmという高精度を安定して保証する**には、相応のノウハウと環境が必要です。今回は、当社がこの精度を実現するためにどのような工夫をしているのか、実際の事例とともにご紹介します。 1. ±0.01mmを保証する工程と環境づくり 当社では、以下のような工程設計と社内の工夫により、高精度加工を安定して実現しています。 温度管理された測定室(20℃±1〜2℃)を完備 **カールツァイス製 三次元測定機(CONTURA G2)**を使用 FARO Quantum Xによるスキャンによる中間検査も導入 加工機の精度維持(OKUMA製 5軸、立型、横中ぐり盤) 測定具の徹底管理(マイクロメーター・ホールテストを測定室で保管) これらの仕組みによって、全社的に「誤差の可視化・ゼロ点管理」を徹底しています。 2. ±0.01mmの実例紹介 当社で実際に**±0.01mmで加工・納品している部品の代表例**は以下の通りです:
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基本情報
リーマ加工不可の精度穴 → 焼入れ鋼(HRC60まで)への微細穴加工。電極放電加工や高精度エンドミルで対応。 金型部品のキー溝加工 → 公差+0.005/-0.005以内に収めるため、仕上げ工程での刃具管理と補正制御を実施。 設備部品の幾何公差管理 → 特に平行度や直角度など、±0.01mm以内での測定と修正加工に対応。 3. 精密加工における当社の注意点・こだわり 高精度加工は、“加工技術”だけではなく、“気づき”と“管理”の積み重ねによって成り立ちます。 冬季は午後の加工を推奨。午前中は気温が安定せず誤差が出やすいため。 加工機は暖気運転を徹底。主軸の高速回転で温度を均一に。 中仕上げ加工後にはX,Y,Z原点の再設定を行い、温度変化に起因するズレを補正。 測定具は使用直前にゼロ点確認。信頼できる“ゼロ”からの測定が基本。 刃具はマイクロメーターで都度外径確認。摩耗や誤寸法を早期発見。 完成後には三次元測定機での最終検査を行い、人手測定との誤差もチェック。
価格帯
納期
用途/実績例
最後に 加工は“手先の技術”でありながら、最終的には「温度」「刃具」「測定」「工程」の統合技術です。 リバーヘッドメタルプロセシングでは、熟練工と技術者が連携しながら、**「図面に忠実であること」**を第一に、納品まで責任を持って対応しています。
企業情報
株式会社リバーヘッドメタルプロセシングは、金属切削加工を基盤に、 自動車製造設備や産業装置向けの構成部品・治具・装置ユニットの製作を一貫対応しています。 特に、作業性や現場要件を踏まえた構想設計に強みを持ち、 経験豊富な設計陣が仕様提案から最終検証まで対応可能です。 加工・組立・三次元測定・成績書付き納品まで社内完結。 中・大型ベースフレームや治具の調整付き納品にも実績多数。 VA/VE提案、図面レス対応、リバースエンジニアリングまで柔軟に承ります。 従来からの加工品製作の他、各種冶具、金型などの設計、加工、組付けまで ユニット単位の製作を承ります。ご要望の際はお気軽にご相談ください。