粘着力・耐久性・環境適応性を支配する。化学×構造設計の“融合技術”を1日でマスター。
粘着力・耐久性・環境適応性にもとづく 粘着シートの活用術・評価手法と粘着シート技術の最新動向 ~化学×構造設計の“融合技術”を学び、ワンランク上の設計をめざす~ スマートフォンの組立から自動車部品の固定まで、現代のモノづくりに欠かせない粘着シート。しかし、その真価を引き出すには、化学的な材料特性と物理的な構造設計、双方からのアプローチが不可欠です。 当セミナーでは、メーカーとユーザー、両者の視点から粘着シートの評価手法を学び、実践的な活用術を身につけることを目指します。講師には、長年粘着技術の研究開発に携わってきた鈴木崇司氏をお迎えし、粘着シートの基本構造から材料特性、そして最新の技術動向までを網羅的に解説いただきます。 「なぜこの粘着シートが最適なのか?」 「要求性能を満たすための評価方法は?」 このような現場の疑問に明確な答えを提示し、皆様の製品開発を次のステージへと導きます。 <このような方におすすめです> 粘着シートの選定・評価に課題を抱えるハード/メカ設計者、開発者 粘着材料やシートの開発に携わる研究者 粘着シートに関する体系的な知識を身につけたい方
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基本情報
1.粘着シートの基本構成と加工、サプライチェーン 1-1 基本構成 1-2 粘着メカニズム 1-3 基本加工やサプライチェーン基礎 2.粘着シートの構成・種類・特徴 2-1 ベース/基材: テープの特性を大きく決める中心層 2-2 粘着層:材料選択によってテープの「顔」が変わる 2-3 層構成:テープ開発においてコストと品質を大きく左右する要素 2-4 防水テープの選定例 3.粘着シートの評価方法(メーカー視点) 3-1 JIS Z0237(2009) 粘着テープ・粘着シート試験方法 3-2 主な試験方法 4.粘着シート活用方法と選定時の留意点(ユーザー視点) 4-1 メーカー評価との視点の違い 4-2 求められる評価 5.メーカー紹介とその得意技術 5-1 河村産業株式会社 5-2 DIC株式会社 5-3 共同技研化学株式会社 5-4 ソマール株式会社 6.まとめ・質疑応答
価格情報
例 33,000円(テキスト代、後日の録画視聴、税込、1名分の参加費となります) ※テキストはメールでお知らせします。 ※振込手数料は貴社でご負担願います。開催決定後、受講料の請求書(PDF)ををメールでお知らせします。 ※講座実施前の入金をお願いしておりますが、講座実施後の入金にも対応しています。
納期
用途/実績例
受講者が得られるメリット 上記の強みにより、受講者は以下のメリットを得られます。 机上の空論ではない、現場で活きる「本質的な知識」が得られる 材料(化学)と構造(機械)の片方に偏った知識ではなく、両者を連携させた製品開発の勘所を学べます。なぜその材料が必要で、どう構造に落とし込むべきか、具体的かつ実践的に理解できます。 開発の"手戻り"をなくすヒントが見つかる メーカーとしての「作り手の論理」と、ユーザーとしての「使い手の要求」を両方知る講師から、双方の視点に基づいた評価手法を学べます。これにより、開発の初期段階で問題点を洗い出し、開発リードタイムの短縮と品質向上を実現できます。 技術の背景を理解し、応用力を高められる 業界標準となった技術を自ら作り上げた講師から、その背景にある課題解決のプロセスや考え方の神髄を直接学べます。単なる知識のインプットに留まらず、自社の課題に応用するための思考法が身につきます。
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『不可能』を『可能』に変えた、設計品質への挑戦 ある日、私たちのもとに、これまでにない薄さと軽さを追求した新型ウェアラブルデバイスの開発案件が舞い込みました。クライアントの要望は、「完全防水でありながら、デザイン性を一切損なわないこと」。この相反する難題に、プロジェクトは当初、暗礁に乗り上げていました。 筐体の厚みはわずか数ミリ。従来の防水技術では、内部の精密機器を守りきることはおろか、デザイン性を維持することすら困難でした。多くの技術者が「不可能だ」と匙を投げる中、神上コーポレーションの挑戦が始まりました。 私たちのチームは、まずDX推進の一環として3Dデータを徹底的に活用し、仮想空間でのシミュレーションを幾度となく繰り返しました。これは、手戻りをなくし、開発の生産性改善に繋がる重要なプロセスです。代表の鈴木が長年培ってきた、スマートフォン開発における世界最薄クラスの防水設計の経験と知見を総動員し、0.1ミリの隙間も見逃さずに水の侵入経路を徹底的に分析。最高の設計品質を追求し、従来の常識を覆す新たな防水構造を導き出しました。