「品質は、未来を創る。今日から始める、本気の品質対応。」
五ゲン主義で本質を見極める 品質対応の第一歩は、正しい心構えを持つことです。現場・現物・現実に変化点・原理原則を加えた「五ゲン主義」を徹底し、問題の本質を見抜きます。不良品を出さない仕組みを作る「品質保証」と、早期発見・是正を行う「品質管理」の両輪で品質向上を目指しましょう。また、開発から製造、営業まで、関係部署との「他部署連携」は不可欠です。問題発生後の対応だけでなく、設計段階から品質を織り込む「フロントローディング」で、未然防止型の体制を構築します。 フレームワークで問題解決力を高める 実際に品質問題が発生した際は、まず現状把握と「暫定対策」を行い、次に根本原因を特定し「恒久対策」を立案します。その際、強力なツールが「なぜなぜ分析」です。「人のせいにしない」ことを意識し、客観的に真の原因を追求します。問題解決のプロセスは、DMAIC(Define, Measure, Analyze, Improve, Control)のようなフレームワークで体系的に進めることが有効です。具体的な事例を通して、実践的なスキルを習得しましょう。
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基本情報
1. 品質対応とは/心構え 五ゲン主義 1-1. 五ゲン主義/三現主義 1-2. 品質保証と品質管理 1-3. 他部署連携の重要性 1-4. 目指せフロントローディングプロセス導入 2. 品質対応の対応例/初歩 フレームワークの利用と組合せ方法 2-1. 状況確認:暫定対策/恒久対策 2-1-1. なぜなぜ分析を進めよう ポイントは人のせいにしない! 2-1-2. なぜなぜ分析をした後の整理の仕方 2-1-3. なぜなぜ分析で分析してみよう 2-2. 進める順番を意識しよう:DMAICを例に 2-2-1. 事例 ケースネジ不良/インサートナットの利用 2-2-2. 事例 パネル端部外観不良/加工仕様変更によるバラツキ複合原因 2-3. 最新ホウレンソウとは/組織作りとコミュニケーション 3. まとめ:品質対応で大事なこと(会社全体として、どう動くか) 3-1. 人、プロセス、仕組み(環境)
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用途/実績例
品質対応の全体像を体系的に理解できる: 品質問題が発生した際の心構えから、具体的な解決策の立案、再発防止策の実施まで、一連の流れを網羅的に学べます。 実践的なフレームワークを習得できる: なぜなぜ分析やDMAICなど、効果的な問題解決のためのフレームワークを、実際の事例を通して実践的に習得できます。 根本原因を見極める力が身につく: 表面的な事象にとらわれず、真の原因を突き止め、恒久的な対策を立てるための思考プロセスを養えます。 他部署連携の重要性を理解し、コミュニケーションを改善できる: 品質対応における他部署との連携の重要性を認識し、円滑なコミュニケーションを通じて組織全体の品質向上に貢献するヒントが得られます。 自社の品質文化を変革するきっかけを掴める: フロントローディングの考え方や、人・プロセス・仕組みの重要性を理解することで、組織全体の品質意識を高め、より良い品質文化を築くための第一歩を踏み出せます。
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『不可能』を『可能』に変えた、設計品質への挑戦 ある日、私たちのもとに、これまでにない薄さと軽さを追求した新型ウェアラブルデバイスの開発案件が舞い込みました。クライアントの要望は、「完全防水でありながら、デザイン性を一切損なわないこと」。この相反する難題に、プロジェクトは当初、暗礁に乗り上げていました。 筐体の厚みはわずか数ミリ。従来の防水技術では、内部の精密機器を守りきることはおろか、デザイン性を維持することすら困難でした。多くの技術者が「不可能だ」と匙を投げる中、神上コーポレーションの挑戦が始まりました。 私たちのチームは、まずDX推進の一環として3Dデータを徹底的に活用し、仮想空間でのシミュレーションを幾度となく繰り返しました。これは、手戻りをなくし、開発の生産性改善に繋がる重要なプロセスです。代表の鈴木が長年培ってきた、スマートフォン開発における世界最薄クラスの防水設計の経験と知見を総動員し、0.1ミリの隙間も見逃さずに水の侵入経路を徹底的に分析。最高の設計品質を追求し、従来の常識を覆す新たな防水構造を導き出しました。