クロムフリー、重金属フリーの樹脂めっき前処理技術
ABS樹脂は、機械的強度、耐衝撃性、成形性に優れ、表面に美しい金属光沢を持たせるめっき用途に広く使用されています。 従来のABS樹脂へのめっきプロセスでは、前処理として六価クロム酸を含む溶液で樹脂表面を化学的にエッチングし、めっき層の強固な密着性を得るために不可欠なアンカー効果を持たせていました。この六価クロム酸は、毒性が極めて高く、環境負荷の大きい物質として世界的に使用規制が進んでいます。 本技術では、めっき前処理として導電性ダイヤモンド電極を用いて電解処理を施した硫酸溶液を用いることで、ABS樹脂の表面に微細な凹凸構造(アンカー効果)を形成し、高い密着性を持つめっき層の形成を実現できます。 本技術は、毒性の高いクロム酸を一切使用しないため、作業環境と地球環境への負荷を低減するクリーンで環境負荷の低い代替技術として期待されています。また、硫酸溶液は電解処理を繰り返して使用できるため、従来のプロセスと比較して廃液を大幅に減らすことができます。
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樹脂めっきの前処理
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簡易型電解硫酸生成装置です。 循環させながら酸化剤濃度を高め、電解硫酸を生成します。
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当社は、CVDによる導電性ダイヤモンドの合成・製造を行うメーカーです。 長年にわたる成膜条件を軸とした研究を行い、耐久性、高い導電性、 大面積での安定的な成膜ノウハウを確立しました。 高い硬度や屈折率、熱伝導性、化学的安定性など特異な性質を有する ダイヤモンドは、テクノロジーの進化や環境負荷低減へ対応できる素材として、 社会的ニーズが飛躍的にかつ急速に増大しています。 ご要望の際はお気軽にお問い合わせください。

