特許取得!高線量から低線量まで、安全と効率を一体化した次世代グローブボックス
廃炉向け鉛遮へい付グローブボックス、分析用グローブボックスの設計、製作、据付工事を行いました。 このグローブボックス特徴は、高線量サンプルを取扱う際は、鉛遮へいを閉じて、マニピュレーターによる操作を行います。 一方、低線量サンプルを扱う際は、鉛遮へいを開放し、グローブ操作が可能な構造となっています。 また、今回、新たな取り組みとして、内部目視用の鉛ガラスの代わりに、複数台のカメラを設置することで、グローブボックスの内部の全面モニタリングを可能としました。 (特許取得:特許6850464「遮蔽グローブボックス」) 内部機構は、マニピュレーターと汎用ロボットの共用により、作業工程の時間の短縮化を図っています。 なお、鉛遮へい付グローブボックス内で希釈されたサンプルは、ダブルドアシステムを用いて、分析用のグローブボックスへと展開されます。
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企業情報
私たちヨシダは、常に挑戦を続ける企業です。 1923年に創業し、今日まで100年以上にわたって歴史を積み重ねてきました。 また、1961年には日本で初めてグローブボックスの設計・製作に携わり、原子力産業へと参入いたしました。 弊社の強みは、設計、製缶・溶接、機械加工の3部門が連携する社内一貫製作体制により、お客様のニーズを最大限に反映した製品製作が可能であることです。 近年は、研究開発にも積極的に取り組んでおり、遠隔操作を可能とする次世代グローブボックスの開発や、福島第一原子力発電所で使用されている有機溶媒の分離法検証など、大学、研究機関、ベンチャー企業などと連携し、実施しています。 また、福島第一原子力発電所の廃炉作業で培った遮へい・隔離技術を、【医療分野】や【宇宙産業分野】へ応用するなど、常に自社の保有技術を活用できる分野を探究し続けております。 日頃より、「困ったときはヨシダさん」とお声がけいただける存在になれることを意識し、これからもお客様のご要望を最大限実現できる体制を整えてまいります。








