基板のレーザー印字とSMTライン組み込み技術を解説。正確な停止精度でトレーサビリティを支えるサーボモータ。
電子機器の品質保証において、プリント基板(PCB)の製造履歴や使用部品を追跡する「トレーサビリティ」の重要性が高まっています。 基板にシリアル番号や2次元コード(QRやDataMatrix)を付与する際、従来はラベル貼付が一般的でしたが、リフロー炉の高温(250℃前後)による剥がれや印字カスレのリスクがありました。そのため、現在はSMT(表面実装)ラインの先頭(はんだ印刷機やマウンターの前工程)にレーザーマーカーを組み込み、基板のソルダーレジストを直接レーザーで焼印(剥離・発色)する方式が主流となっています。 このレーザー印字を成功させる鍵は、「基板の正確な停止と位置決め」です。極小の2次元コードを印字し、後工程のカメラで正確に読み取るためには、コンベア上で基板がミリ単位のズレや振動なく停止しなければなりません。 当社取り扱いの「ACサーボモータ(CMSシリーズ)」は、こうしたSMTラインにおけるレーザーマーカー等の精密な基板搬送・位置決め機構の駆動軸として検討可能なモーターです。
この製品へのお問い合わせ
関連動画
基本情報
■ プリント基板・レーザー印字の技術的要点 ・極小印字と焦点深度:高密度な基板では2mm角以下のスペースに2次元コードを印字するため、レーザーの焦点距離に基板を正確に配置する高さ・XY軸の停止精度が求められます。 ・タクトタイムへの影響:SMTライン全体の生産効率を落とさないよう、基板の高速搬入・急停止・印字・高速搬出というサイクルをロスなく繰り返す必要があります。 ■ SMT設備・位置決め向け ACサーボモータ(CMSシリーズ)の特徴 ・高精度なフィードバック制御:エンコーダの正確な位置情報により、コンベア上の基板を指定位置でオーバーランなくピタリと停止させる用途に活用できます。 ・振動の抑制:急停止時の微小な揺れ(ハンチング)を抑えるチューニングが可能で、印字品質の安定化に寄与します。 ・試作・小ロットから全数国内検品を実施してお届けします。
価格情報
強力なネオジム磁石を用いたコアード設計を採用し、標準在庫品として生産体制を確立しているため、価格と納期に非常に優れています。年間使用数量やロット台数、ドライバおよびギヤヘッドの有無に応じて価格が変動いたしますので、コスト削減をご希望の方はぜひ一度お見積りをご依頼ください。ご予算やご希望に添えるよう、当社営業部が全力を尽くして対応いたします。
納期
用途/実績例
【プリント基板製造・SMTライン設備における用途検討例】 ・レーザーマーカー内蔵型の基板搬送コンベアにおける、正確な位置決め・停止モータ ・はんだ印刷機やチップマウンター(部品実装機)のX-Yステージや基板送り機構 ・実装後の基板を検査するAOI(自動光学外観検査装置)のカメラヘッド移動軸 ・工程間で基板マガジンを昇降・受け渡しする、ローダー/アンローダーの駆動部 【当社モータ ラインナップ】 ・自動化装置・精密位置決め用 ACサーボモータ(CMSシリーズ) ・コンベア等の連続駆動用 ブラシレスモータ(CMHシリーズ) ・重量物搬送AGV用 ホイール型ギヤ付きモータ(WGMシリーズ) ・軽量自走ロボット用 ダイレクトモータ(HSMシリーズ) ・小型搬送・機構駆動用 小型ギヤードモータ(SGMシリーズ) / ブラシ付きDCモータ(CMBシリーズ)
ラインアップ(7)
| 型番 | 概要 |
|---|---|
| CMS40 | (□40 / 25W~50W / 0.12~0.16Nm) |
| CMS60 | (□60 / 100W~300W / 0.5~1.47Nm) |
| CMS80 | (□80 / 375W~750W / 1.84~3.70Nm) |
| CMS110 | (□110 / 550W~1175W / 2.50~5.76Nm) |
| CMS130 | (□130 / 525W~2400W / 2.5~14.6Nm) |
| CMS180 | (□180 / 2400W~5200W / 11.5~24.6Nm) |
| 全シリーズ | ※全モデルにおいて、無励磁作動形電磁ブレーキおよび遊星ギヤヘッドの搭載オプションをご用意しております。 |
カタログ(3)
カタログをまとめてダウンロード企業情報
クルー株式会社は、低電圧バッテリ駆動のブラシレスDCモータやACサーボモータをはじめ、各種ギヤードモータ、インホイールモータ、制御ドライバを取り扱う専門企業です。選択肢が限られがちな低電圧領域において、小出力から大出力まで幅広くラインナップ。単なる製品販売にとどまらず、ドライバ選定や動作レクチャー、トラブルシューティングまで納入後も丁寧にサポートいたします。お客様の設計課題に寄り添い、現場で確実に運用できるまで共に歩むパートナーを目指します。










