ガラスが200℃まで熱くなる!加熱プロセスを「見える化」する
・透明ガラスヒーターとは透明なまま熱くなるガラスです。 ・200℃まで急速に温度上昇します。40℃付近は省電圧で精密かつ均一に温調できます。 ・温度上昇しても透明なままなので、光と熱が同時に加わるプロセスを実現します。 ・加熱しながらの目視観察はもちろん、蛍光分析やレーザー波長解析などの光学評価が可能です。
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基本情報
【加温性能】 ・石英ガラス基材にレアメタル導電膜を蒸着し、通電すると透明なまま高温まで発熱します(最大200℃)。 ・立ち上がりが早く、急速に温度が上昇します(標準で100℃/30秒)。 ・面内の温度分布が均一で、200℃では±10%内で発熱します。細胞培養などに用いる40℃近辺では更に均一になります。 【耐久性】 ・低熱膨張ガラスに導電膜を堅固に蒸着しているので、急激な温度変化を繰り返しても割れることはありません。 ・連続運転で5年以上の使用実績があります。破損や抵抗値の低下は起こりません。 【バリエーション】 ・レアメタル導電膜をパネル形状のガラスに蒸着することで、様々なガラスヒーターを製作できます(形状によりロット数の設定あり)。 ・交流/直流、電圧などの定格諸元は目的に応じて特注設計できます。 ・レアメタル導電膜の表面にもう1枚の非蒸着ガラスを施すことで、裏表全面の絶縁処置が可能です。 ・標準ユニットは短納期で対応しています。 ※ガラス基材をユーザー様が持ち込んでの蒸着委託は行っておりません。
価格情報
形状、寸法によって最小ロットの設定があります。
価格帯
10万円 ~ 50万円
納期
用途/実績例
●薬品の混合、高温反応、試料の蒸留や灰化などの実験装置 ●細胞培養、遺伝子解析、免疫染色、動物実験などの精密な温度恒温管理 ●接着剤、塗料、インクなどの乾燥 ●樹脂や溶剤の溶解 ●エステ、アンチエイジング、医療など人に優しい高効率な加温 ●監視カメラの融雪、遠赤外線暖房などの加熱保温設備 ●食品の加熱・乾燥、遠赤外線加工、キッチン用器具などの調理加工器具
詳細情報
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透明ガラスヒーターの温度分布 ガラスヒーターは平面内を均一に加温します。100mm角を200℃まで温度上昇させた場合において、その温度分布は±10℃以下に抑えられています。
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加温エリアの分割 導電膜を区切って蒸着することで、一枚のガラスに違う温度域を設けることができます。
ラインアップ(3)
型番 | 概要 |
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透明ヒートステージ | パネル形状のガラスヒーターを種々のサイズにてユニット化しました。届いたその日から直ぐに使用できます。※在庫品もご用意しています。 |
マイクロリアクター | コンパクト化学プロセスや動物実験代替法におけるマイクロ流路を100℃まで加熱できるユニットです。 |
顕微鏡インキュベータ | 顕微鏡ステージ上で細胞を培養する超小型のインキュベータです。温度とCO2を制御して連続培養し、ライブセル観察やライムラプス撮影を簡便に実施します。 |
カタログ(1)
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弊社は透明ガラスヒーターを製造販売しています。熱くなっても透明なままなので対象物を加温しながら観察できます。透明ガラスヒーターは最大200℃まで加温でき、急激な温度変化でも割れません。面内の温度分布も均一で、細胞培養などに用いる40℃程度の低温域では均一かつ精密な温度管理が可能になります。 パネル形状をはじめ、様々な標準ユニットを揃えており、届いた日から直ぐにお使いいただけます。バイオ・メディカル・ケミカル分野では透明ガラスヒーターを各種加温デバイスに組み込み、専用アプリケーションとして特注で製作しています。マイクロリアクター、細胞培養装置、スライドガラスヒーターなど精密温調を要する用途でお使いいただけます。 ブラスト社は透明ガラスヒーターを中心として温度制御、組み込みなどを含めた総合的な熱ソリューションを提供いたします。