高負荷領域で使用する装置の電動駆動化を実現
ボールリテーナ入り高負荷ボールねじHBN形は、高負荷運動時におけるボール同士の相互摩擦や衝突をなくし、グリースの保持力を向上させ潤滑性能を高めるためボールリテーナを採用した高負荷条件での使用に最適なボールねじです。 また、ボールリテーナの採用により高負荷条件での長寿命化、低騒音化、低トルク変動が実現し、さらに、高速使用に適したボール循環方式によりDN値13万(従来は7万)での使用を可能にしました。
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基本情報
●高負荷 HBN形は、高負荷に対する最適設計(ボールリテーナ、ボール径、溝曲率半径、ボールと溝の接触角、巻数)により、従来のボールねじと比べて定格荷重を2倍以上に向上させました。 ●高速対応 HBN形は、強度を向上させたリターンピースによりボールを接線に近い方向ですくい上げる循環構造のため、DN値13万での使用が可能になり、従来品の1.8倍の高速送りが実現します。 ●滑動性 ボールリテーナの採用により、ボール同士の相互摩擦がなくなるため、動トルク特性が向上し、滑らかで安定した回転運動が得られます。 ●低騒音 ボール間に配置したボールリテーナがボール同士の衝突音をなくします。また、ボールは接線に近い方向にすくい上げられるため、ボールの循環による衝突音が解消されました。これにより低騒音を実現しています。
価格情報
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企業情報
THKは、1972年に世界に先駆けて機械の直線運動部の「ころがり化」を 実現し、「直動システム」を開発しました。この「直動システム」の 開発は、機械の高精度化、高速化、省力化、さらには効率の向上を 生み出し、省エネを考慮した装置設計を可能にしました。 THKの技術のすべては、あらゆるメカニズムの“動き”に さらなる軽やかさと精確さを与えるために注がれ、 さまざまな革新を世界中にもたらしています。 【THKの主要製品領域】 1.機械要素部品分野: ・LMガイド、ボールスプライン、ボールねじ、電動アクチュエータ等の 開発・製造・販売 2.メカトロ関連製品分野: ・精密XYステージ、リニアモータアクチュエータ等 3.自動車部品分野: ・リンクボール、ロットエンド等 4.ロボット分野: ・ピック&プレースロボット「PPR」、搬送ロボット「SIGNAS」、 サービスロボット「SEED- Solutions 」(ディスプレイロボット、 検温ロボット含む)等 5.免震分野: ・免震テーブルTSD、免震モジュールTGS