油圧バルブのリリーフ弁等におけるリーク問題。設計段階から対策に成功した事例をご紹介
当社 中西製作所(愛知県)は油圧機器を中心とした、精密加工を得意とする部品メーカーです。
当社へ発注いただいた、お客様事例をご紹介。
< 中西製作所 - 油圧バルブリーク改善事例 >
■提案背景:
試作時に問題はありませんでしたが、量産になると圧力低下などが発生し、
組立にて部品組み換えなどのロスが発生してしまっていました。
■提案ポイント:
シート部でのリークが圧力低下の主原因ですが、設計変更により大幅な改善が可能です。
1.シート部の真円度と粗さ
└スリーブのシート部位置は、入り口からスリーブ内径の2倍程度までに留める様に変更することで加工難度は低下し、精度は向上。
└「ピン角」「直角度」の指示はあまり意味がなく、難度が上がりコストが高くなるだけです。
2.当り付け工程の実施
└ポペットを熱処理する場合はスリーブを生にし、「当り付け」工程実施を図示します。
■お客様の声
合格率が大幅に向上し、計画通りの生産ができるようになりました。
加工難易度が下がったことで、対応可能業者が増え、コスト低減にも貢献。
※ぜひお気軽にご相談ください。