バックラッシが適切でないとどうなるの?
バックラッシの測定方法のご紹介
バックラッシとは、歯車と歯車の間に意図して作られた隙間のことを指します。 歯車同士にこの隙間がないと、歯車の回転運動の伝達が悪くなり、さらには歯車同士の摩耗により、歯車が摩耗してしまいます。 すなわちこのバックラッシがあることにより歯車は回転運動を滑らかに行うことができるということです。 ただ、このバックラッシと呼ばれる隙間がただあれば良いというわけではなく、適切な大きさであることが重要となってきます。 ・平歯車・ヘリカルギア(はすば歯車)の場合 平歯車・ヘリカルギアの場合、バックラッシとは、互いにかみ合う一対の歯車のピッチ円上の隙間や遊びという意味となります。このバックラッシの大きさは、JISの精度等級に応じて求めることができます。 1対の歯車の正面モジュール(歯車の大きさ)とピッチ円直径から計算式により求めたそれぞれの最小値の和を最小バックラッシ、最大値の和を最大バックラッシとします。歯車の使用目的によっては、バックラッシの大きさに精度の等級と異なる等級に対する値を採用することができます。 ↓↓ベベルギヤの測定方法はこちらから↓↓
- 企業:株式会社オージック
- 価格:応相談