技術紹介「アルミニウム合金熱処理」
大型の製品から小物品まで、さまざまな製品に対応!
アルミニウム合金は熱処理加工することによりその特性が強化される。下記にその代表的な処理を紹介致します。 1.溶体化・自然時効処理(T-4) アルミニウム合金に含まれているマグネシュウム(Mg)、銅(Cu)、シリコン(Si)等をアルミの素地に溶け込ませた(過飽和固容体)状態を保ったまま急冷(水冷)する熱処理です。 2.溶体化・人工時効処理(T-6) 溶体化処理により溶け込ませたマグネシュウム(Mg)、銅(Cu)、シリコン(Si)等の化合物を析出させる事により、硬さや機械的強度を向上させる処理で一定温度に上げることで促進される。 3.安定化処理(T-5) アルミの部品によっては使用時に温度が上昇し、性質が変化するのを防ぐ為に使用温度より少し高い温度で部品の性状を安定化させる作業である。 4.なまし処理(O処理) 350℃程度で加工性を良くする為のなましを行う場合がある。 一度T-6処理した部品を再処理する際に変形の出そうな部品は軽減する為に行う。 ●詳しくはお問い合わせください。
- 企業:株式会社オーネックス
- 価格:応相談