地球を丸ごと考え、良い暮らしを目指すために
キーワード: 石材 風化 劣化 環境 地球資源 塩害
環境を守り自然と共生しつつ良い暮らしを目指すためには、まず私たちが暮らしている地球のことから理解する必要があります。私自身は、幼少時から山、川、森など自然が大好きで、地球の持つエネルギーや大自然の美しさを知り、地球科学を学びました。現在では、地形学や岩石鉱物学を基礎としつつ、土木建築や文化財保存などに応用する研究を行っています。 世界には、宗教的利用や権力誇示のために建てられた大型建造物の多くが世界遺産や文化財などに認定・指定されています。今や、土木遺産や地盤遺産という言葉も定着しています。しかし、これらの遺産も年月が経つほど風化・劣化が進行し、保存修復する必要が出てきます。その際、まずは元々の材料を把握し、同じ材料で、それが無理であれば代わる材料を用いねばなりません。また、耐久性の良い材料の開発も必要です。岩石の性質や風化・劣化の状態を様々な手法で分析し、立地環境との関係も併せて調査研究しています。
- 企業:埼玉大学 オープンイノベーションセンター
- 価格:応相談