2025年版 電動化が進む二輪市場の最新動向と市場展望
矢野経済研究所の電動化が進む二輪市場に関するマーケットレポートです。
世界的なインフレや政情不安が続く中TCOや個人移動手段として二輪の柔軟性が見直され新興国における庶民の足としての再評価が進み2024年の世界二輪新車販売台数は約5,990万台と力強い成長をみせた。インドは農村地域の需要拡大やGati Shakti計画等政府支出の加速により前年比11.5%増を達成、市場の牽引役となっている。ASEANでも輸出回復と内需回復等により経済が堅調な推移をみせた国が多くタイ以外は前年比プラス成長を遂げている。しかし二輪の電動化の勢いは以前より沈静化している。欧州や台湾では補助金の縮小・終了が相次ぎ電動二輪の価格優位性が薄れインドでも一部メーカーの補助金不正受給、電池の安全性への懸念が再燃。ASEANを含めた広い地域で電動二輪のリセール価格問題も認識され始め価格重視のアジアでは手放しに電動二輪を受け入れる機運ではなくなった。こうした動きは2020年代前半に見られた電動化一辺倒からの明確な転換点を示している。車電分離、コンポーネント技術、参入企業動向等多方面から二輪市場の実態に迫る。 発刊日2025/06/27 体裁A4/308頁 価格(税込)198,000円(本体価格180,000円)
- 企業:株式会社矢野経済研究所
- 価格:応相談