分類カテゴリから製品を探す
業種から企業を探す
ブックマークに追加いたしました
ブックマークを削除いたしました
これ以上ブックマークできません
会員登録すると、ブックマークできる件数が増えて、ラベルをつけて整理することもできます
この企業へのお問い合わせ
1~10 件を表示 / 全 10 件
親和工業では、創業以来、品質を第一に様々なプラスチック成形品を製造してきました。そのような取り組みの中で、平成17年に入ると医療用プラスチック製品の製造のために、専門の特注のM/Cを配備しました。この頃になると、親和工業では医薬・薬品業界のお客様が中心となってきました。そこで医療機器製造販売業の許可を持つお客様からのプラスチック成形の委託を受けるために平成19年に医療機器製造販売業許可(平成29年に医療機器製造業登録証)を取得しました。 さらに医療機器等で要求されるマネイジメントシステムの証明として、ISO13485の認証を令和元年9月に取得しております。日本国内でISO13485を取得しているプラスチック成形メーカーは少ない中で、親和工業ではよりお取引様に安心してお付き合いいただく信用・信頼の証として、今回の取得にいたりました。 そして令和2年には第二種医療機器製造販売業許可を取得しました。そうして、これまで以上に医療業界向けのプラスチック成形が中心となり、衛生面でも滅菌工程にも対応できるようになりました。
こちらは医療用プラスチック成形.comが製作したアクリル樹脂(PMMA)製のマイクロ流路チップの一部です。このようなマイクロ流路チップは、50ミクロン~100ミクロン程度の微細な溝が掘られており、試薬がスムースに流れるように平面度、磨きをかなりの高いレベルでの加工が要求されます。ハイレベルな平面度を実現するためには、金型設計だけではなく、金型加工方法まで踏み込んだ打合せが必要になります。 このマイクロ流路チップは製品設計だけではなく、樹脂金型も医療用プラスチック成形.comにて自社設計しており、金型の設計段階よりお客様と打合せ実施の上で進めています。製品設計・金型設計にて様々なコストダウン設計提案をさせて頂いています。
このABS製シリンジは、体内に薬を充填するための射出成形品です。製品の外側が体の粘膜に接触する可能性もあるため、パーティングラインが手で触っても確認できないレベルが要求されています。この表面精度はバリ取りをすることなく成形のみで実現しています。もちろん、シリンジの内壁は抜きテーパー0度、ヒケ等無きことになります。 医療用プラスチック成形.comでは金型設計の際、パーティングライン面のズレをなくすために製品部のコマの位置合わせにテーパー構造を用いることで、製品のパーティングラインの位置ズレを5/1000以下という高精度成形を実現しています。今回のようにパーティングラインが分からないような高品質な成形品を製作することができます。
医療用やそれに準じた用途に使用されるシリンジのピストンは、シリンジ内の薬や試薬を注入するため、液漏れが致命的な欠陥となります。医療用プラスチック成形.comが製作したシリンジピストンは、先端部分にシリコン製Oリングを使用するため液漏れの心配はありません。 今回は、お客様のポンチ絵とその製品のご要求事項をヒアリングし、当社で製品設計を行いました。また、量産に移る前に製品の包装形態を検討する目的で3Dプリンターによるサンプルを作製致しましたが、実際の大きさのサンプル品では製品設計(指のあたる部分にもっと大きなRをつけて、ソフトなイメージと使用感)の改善が必要となりました。そのため、金型製作に着手する前に、実際の大きさでサンプルを作製することで、無駄なコスト(設計変更)や時間(修正)を要することなく新製品の開発が出来ました。 当社では、製品設計と同時に3Dプリンターのサンプルを事前に作製し、ご確認いただくことをお勧めしております。
こちらのプラスチック射出成形品は、PP(ポリプロピレン)製の医療用シリンジです。このシリンジは中に入るピストンの関係で内側の抜きテーパーが0度となっています。この医療用薄肉シリンジは注射器などの医療用器具とは違い、使用する際に中身を過熱するため、製品の側面部分の肉厚が薄く出来ています。一般的に肉厚が薄いことで偏肉が発生しやすく製品がバナナのように曲がってしまうことが多かったり、抜きテーパー0度であることによって離型の際にプラスチック射出成形品にスリ傷をつけたりしてしまうことが多くありますが、当社では金型設計において金型に細かい細工をすることで、製品の曲がりを抑え、離型時の製品の擦れを無くし、お客様のご希望する製品要求仕様を十分満たす形で成形することが可能です。金型設計段階から材料特性を加味した設計を行うことで、高精度かつ高品質なプラスチック成形が可能となります。
一般的には金属製の細いピンにキャップを接着する麻酔針芯が業界内の主流ですが、この麻酔針芯の芯は一体成形品です。φ0.6かつ125mmの細い部分の抜きテーパーは0度、かつパーティクルライン(PL)や駒割の線やボイドが厳禁という要求仕様を満たす製品の製作を実現しました。針芯の長さには種類が沢山有り、針の長さに合わせて先端部分を切断する為、切断面にボイドがあると使用できません。 また、一体成形品の利点としては 1:安全である(金属の麻酔針芯では取り扱う際、誤って看護師の手を刺し感染の危険がありましたが、プラスチックでは柔らかく刺さることが無く安全) 2:金属アレルギーの患者様にも使用可能(金属の芯ですと針内側と擦れる為、微量ですが金属粉が発生していましたが、プラスチックを使用することで擦れても金属粉が発生しません) 3:廃棄が簡単(全てプラスチックなので一括にて処理可能) 4:コストダウン(金属よりも原料費が安く接着工程が無い) などがあります。
この医療用プラスチック射出成形品は、リアルタイムPCRに使用される肉薄チューブです。リアルタイムPCRとは、PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)による増幅をリアルタイムにモニター解析することを言います。このリアルタイムPCR用肉薄チューブは材料にはポリプロピレンが使用されているのですが、薄さ0.3mmという肉薄で製作されていることが特長として挙げられます。ポリプロピレンは、耐薬品性に優れており、医療用プラスチック成形品においては一般的に使用頻度の高い材料の1つです。この肉薄チューブは、壁面を0.3ミリの肉薄構造にすることによって、熱伝導率を向上させ、加熱・冷却時間の短縮を図ることが可能となっています。この医療用リアルタイムPCR用肉薄チューブは初めは試作品として受託加工を行った製品ですが、後に量産プラスチック射出成形も受託いたしました。当社では、製品設計はもちろん、金型設計も行うことができるため、試作品の受託加工からその後の量産まで一貫してお引き受けできます。
このプラスチック射出成形品は薄肉チップは医療用に使用される分注チップです。一口に医療用の薄肉チップと言っても、短いチップから長いチップ、細いチップから太いチップと多種多様なチップが医療業界の中では使用されています。この分注薄肉チップは当社がお客様と共同にて開発したチップで、肉厚が口元部分が0.3ミリの肉厚、先端部分の肉厚の厚い部分は、0.7ミリと2倍以上の肉厚差があるチップで、この分注薄肉チップの最大の特長となっています。この分注薄肉チップは肉厚の部分と肉薄の部分の肉厚差が0.4ミリと大きいため、プラスチック樹脂をゲートから充填する際にウェルドラインが発生しないように製品設計段階にて品質向上対策を含めた設計アドバイスをさせて頂いています。また、当社ではこのような医療用の薄肉チップにおいては、先端内径がφ0.4の薄肉チップのまで製作実績があります。
医療用プラスチック製品の中でも、リアルタイムPCR用チューブは胴体部分の肉厚を極力薄くするというニーズがあります。リアルタイムPCR用チューブは、加熱と冷却を繰り返すため、熱の伝導が良くなければなりません。しかし、肉厚が薄くなると金型のコアとキャビのずれが、ほんの少しでも大きな偏肉製品になってしまいます。例えば、チューブの製品肉厚が0.4ミリと薄肉の場合、キャビとコアの芯ずれが0.05ミリあると。肉厚の厚い側は0.45ミリ、薄い側は0.35ミリとなり0.1ミリのずれになってしまいます。0.05ミリのずれが、0.4ミリの25%のずれになってしまうのです。従って、金型設計の時点で、キャビとコアの位置合わせ機構に工夫が必要です。またプラスチック成形条件の最適化の際にも、偏肉しないように配慮することが重要です。
医療用機器製造業の許可やISO9001、クラス10,000以下のクリーンルームを完備した射出成形の企業が、医療用プラスチック射出成形の技術ノウハウをまとめた設計者のための一冊です。
11万点超の機構部品・電子部品が短納期で届く。最新カタログ進呈
静音・省メンテな搬送ラインを実現。発塵しにくい摩擦式コンベア
工場の省エネ・CO2排出量削減について解説。マンガ資料無料進呈