【加温性能】 ・石英ガラス基材にレアメタル導電膜を蒸着し、通電すると透明なまま高温まで発熱します（最大200℃）。 ・立ち上がりが早く、急速に温度が上昇します（標準で100℃／30秒）。 ・面内の温度分布が均一で、200℃では±10％内で発熱します。細胞培養などに用いる40℃近辺では更に均一になります。 【耐久性】 ・低熱膨張ガラスに導電膜を堅固に蒸着しているので、急激な温度変化を繰り返しても割れることはありません。 ・連続運転で５年以上の使用実績があります。破損や抵抗値の低下は起こりません。 【バリエーション】 ・レアメタル導電膜をパネル形状のガラスに蒸着することで、様々なガラスヒーターを製作できます（形状によりロット数の設定あり）。 ・交流／直流、電圧などの定格諸元は目的に応じて特注設計できます。 ・レアメタル導電膜の表面にもう1枚の非蒸着ガラスを施すことで、裏表全面の絶縁処置が可能です。 ・標準ユニットは短納期で対応しています。 ※ガラス基材をユーザー様が持ち込んでの蒸着委託は行っておりません。

・透明なまま熱くなるガラスヒーターを小型チャンバーの上下に組み込み、ウェルプレート1枚を庫内にセットして温度管理します。 ・小型CO2コントローラ(別売)で５％調整CO2を送気、デスクトップで細胞培養の環境が整います。 ・自律型温度制御装置でターゲット温度（注1）を安定して制御、ガラスヒーター温度と同時に計測して制御対象を適宜切り替え、ターゲット温度を維持します。 ・透明ガラスヒーターは常温～60℃の範囲で設定できます。 ・ペルチェユニットにより冷却することも可能です。任意のステップで温度を変化させたい場合、ガラスヒーターだけでは出来ない温度降下のステップをプログラムに組み込めます。 ・お客様の使用される組込機器に合わせたバージョンをご用意しています。 ・カスタムが容易なプリフィクス式構造で、基本バージョンをもとに顕微鏡や研究目的に合わせて安価に特注します。御購入後のカスタムアップも可能です。 注1　温度センサをウェルプレート天面に貼付するか、培地に差し込みます。

・透明ガラスヒーターS051（50角）のホルダをマイクロ流路チップが簡便に装着できる構造にしました。 ・お客様の使用されるマイクロ流路の形状やピッチ寸法に合わせてホルダを特注製作致します。 ・ガラスヒーターを分割し、それぞれの加熱エリアを異なる温度で制御できます。薬液が流路を流れる間に任意の温度差を与えることも可能です。

・透明ガラスヒーターに温度センサと通電接触部をホルダユニットに組み込みました。 ・最大耐熱温度60℃と200℃の2種類があります。 ・寸法は50mm角、100mm角、200mm角、100mm×140mmの4種類です（耐熱温度によって異なります）。 ・200℃仕様では厚さ2mmのテンパックス基材で加熱能力を高く設定、60℃仕様ではテンパックス基材1.1tまたはソーダガラス0.7tで透過率を重視した設定です。 ・取付穴や寸法形状については、お客様の使用される組込機器に合わせて特注製作致します。数がまとまればガラスヒーター基材だけの販売も可能です。 ・顕微鏡下での観察、細胞培養や遺伝子解析のバイオ分野における精密温度管理、半導体洗浄、基板製造装置、ハンダのリフロー装置用、監視カメラの融雪防止など、様々な装置に組み込むことが可能です。