携帯電話の基地局アンテナ基板向けに開発しました。
基材となるガラス布には、汎用のEガラスを採用しましたので、コストパフォーマンスに優れます。
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基本情報
【特長】 〇ガラス布基材PPE樹脂プリント配線板材料(銅張積層板) 〇比誘電率=3.1 〇誘電正接=0.003 〇ガラス転移温度=200℃ 〇低吸水性 〇ドリル加工性に優れる(多層用プリプレグはございません)
価格帯
納期
用途/実績例
〇携帯電話基地局関連(アンテナ基板・アンプ基板など) 〇GPSアンテナ基板 〇その他、大量のデータを高速で処理する必要がある電気機器の回路基板 リショーライトPPE樹脂プリント配線板シーズは、上記のような用途において多くの採用実績があります。
詳細情報
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比誘電率の周波数依存性 CS-3376Gは周波数が上昇しても、安定した誘電特性が得られることがわかります。
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誘電正接の周波数依存性 CS-3376Gは周波数が上昇しても安定した誘電特性が得られることがわかります。
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伝送損失測定結果 次世代携帯電話が使用する周波数帯域は、現在よりも高い3.5ギガヘルツ帯となる予定です。周波数が高い信号ほどプリント回路を流れる途中で、その一部が熱に変換され減衰します。このため、アンテナには「伝送損失特性」、つまり信号が減衰しにくい特性を持った基板材料が求められます。CS-3376Gは、従来の当社PPE材よりも伝送損失が少なく、フッ素樹脂基板(PTFE)に近い性能を持っております。
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ドリル刃残存率 4000ショット後のドリルビットの先端面積を、加工前の面積と比較しました。CS-3376Gは、FR-4材(CS-3355T)と比較して10%以上もドリル摩耗が少ない結果となりました。ドリル加工条件は、下記の通りです。 試料=0.8mm厚、35μm両面銅張積層板 ドリル径=0.9mm 積層板重ね枚数=4枚 ショット数=4000 回転数=80,000rpm チップロード=15μm/rev.
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貫通穴の内壁粗さ 穴の壁面(表面)の状態は、スルーホールめっきの品質に影響します。 FR-4(CS-3355T)材と同等の結果が得られました。
ラインアップ(1)
型番 | 概要 |
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CS-3376G | ガラス布基材PPE樹脂のプリント配線板用銅張積層板(両面板) |
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当社の基本となる技術は、積層技術(Laminating Technology)と、注型技(Casting Technology)であります。この二つの技術を深く掘り下げ、多角化を進めております。汎用商品にあってはラーストワン企業になるべく、徹底した合理化を追求するなど自助努力を続けております。