表面粗さRa 3nm 形状精度PV 1μm。 大型においても高精度が可能。
クリスタル光学は、超大型自由曲面ミラーの製作を可能とします。 自由曲面形状とは、球面や回転対称非球面とは異なり 単純な数式で表せない複雑かつ非回転対称な曲面です。 天文分野や車載用ミラーなど、集光および投影光学系部品として 自由曲面形状をもつ精密なレンズやミラーのニーズが高まっています。 クリスタル光学では、この超大型自由曲面形状においても適切な加工条件を割り出し、加工機Nanoform700ultraのスローツールサーボ加工によるパフォーマンスを十分に発揮させ、加工機開発メーカーでさえ経験したことの無い領域での加工に成功しました。
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基本情報
○表面粗さRa 3nm 形状精度PV 1μm NEWVIEW(Zygo)にて表面粗さ、 UA3P(Panasonic)にて形状精度を測定。 (形状測定は全面評価不可の為、分割評価) ○加工機 Nanoform700ultra(プレシテック) スローツールサーボ加工による自由曲面製作。 (スローツールサーボ加工とは、スピンドルの回転角度(C軸)と 工具座標(XZ軸)を同期させることにより回転軸に非対称な曲面(自由曲面)を加工する手法である。通常、XZ2軸の旋盤では回転軸に対称な面しか加工できない。)
価格帯
納期
用途/実績例
天文分野や車載用ミラー
企業情報
当社は、創業当時、光学単結晶のハンドラップを生業としておりました。 光学結晶材の中には、温度・湿度の厳しい管理をされた環境下でしか磨けない、極めてデリケートな素材があります。当社はこの研磨技術を基礎とし、今日に至るまで、様々な材料の研磨に携わらせて頂いてきました。 30年を経た現在、単結晶はもとより金属・非金属・セラミックなどあらゆる素材を扱うようになり、また、創業当時は手のひらにのる小さな部品を加工しておりましたが、今日では最大8000mmの超大型部品を扱う事が可能となりました。 事業(加工)に関しても、より高精度な加工を実現させるため、自社での一貫生産に力を入れております。切削・研削・研磨・超精密加工・表面処理(不導態化処理/電解研磨)・測定の6つのフィールドを整え、お客様には図面1枚をご用意いただき、加工は全て任せていただく事を実現いたしました。 2014年11月、航空・宇宙の産業に携わる事を目的に、新たに5軸複合マシニングセンタを2台導入し、宇宙の進化を促す航空・宇宙の産業においても貢献できるよう全力を尽くします。