最新のデシカント技術の研究開発状況、具体的な活用事例までまとめた1冊
デシカント空調システムに必要不可欠となるデシカントの役割や空気の扱い方等の基礎的事項について述べるとともに、デシカント空調システムのシステム構成を説明する。そして、シミュレーションによりその性能を明らかとする。 同時に最新のデシカントやシステムの研究開発状況から、具体的な活用事例までは幅広く本書で紹介していく。本書がデシカント空調システムの理解の一助となれば幸いである。
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基本情報
発刊日:2015年09月29日 体 裁:A4判 上製本 334頁 ISBN:978-4-907002-43-5 監 修:齋藤 潔 / 早稲田大学 目 次: 序 デシカント空調システムの特徴 < 第1部 基礎理論 > 第1章 固体式デシカント空調システムの基礎 第2章 固体式デシカント空調システムのシミュレーション技術 第3章 液式デシカント空調システムの基礎 第4章 液式デシカント空調システムのシミュレーション事例 < 第2部 最新技術 > 第5章 吸着材料 第6章 構成要素 第7章 活用事例 第8章 デシカント空調システムの今後の展開
価格情報
64,800円(税込) →STbook会員価格:61,560円(税込)
価格帯
1万円 ~ 10万円
納期
用途/実績例
デシカント空調システムは、媒体としてデシカント(除湿剤)を用いたシステムであり、除湿方法として採用されると、一般的な空調システムが採用する冷却除湿を適用する必要がないことから冷えすぎた空気を供給することなく快適な温湿度の空気を室内に供給することが可能である。また、動作原理が近い吸収式冷凍機と比較するとシステムが簡素となる。 しかし、単体として用いると、その性能は吸収式冷凍機と同程度かそれ以下であり、機器の耐久性、コスト高等の理由から未だ市場に普及してはいない。ただし、空調システムとしてではなく、家庭用のコンパクトな除湿機は広く活用されるようになった。 一方で、いわゆる潜,顕熱分離空調を可能とするため,圧縮式ヒートポンプとの複合システムや完全に機器同士を一体化させたハイブリッド型のシステムが登場している。この場合には、デシカント空調システム側で、潜熱を顕熱に変換できるため、圧縮式のヒートポンプで冷却除湿や再熱処理を行う必要がなくなり、システムの効率を5割程度も大幅にアップすることが可能な報告もあるほどである。
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