環境に優しい切削・研削用水溶性クーラントで,自社の加工が適切か評価して工具寿命や加工精度を向上させるよう,協力します!
この加工状態が良い状態なのか,悪い状態なのか,切削や研削加工の状態を調べ,より良い状態に持っていけるようお手伝いします. [1] 切削・研削加工時の加工条件を伺い,現状分析をします。 ・加工工具の観察評価 ・加工したキリコの観察評価 ・加工したワークの観察評価 ・加工する工作機械,ジグの振動評価 ・必要時応じてCAE解析 ・クーラントの化学分析(水溶性クーラント) [2]クーラントの希釈水をリフォーム水に変えて改善分析をします。 ・各項目を定量的に比較分析 [3]工具寿命,加工精度,クーラント寿命調査 ・定期分析 ・必要に応じて,学と共同研究を行い,定量的な分析を行います. 現状分析後、加工条件が安定したら、水溶性クーラントの希釈水をリフォーム水KN1を使ってもらい、冷却性を高め、摩擦係数を下げた加工をお勧めしています。 クーラントと、被加工材と、工具と、工作機械のそれぞれの観点から、1ストップでアドバイスしています。 群馬、埼玉、名古屋、大阪、静岡、岡山などに訪問して取り組んでいます。 ※詳細はお気軽にご連絡ください。
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基本情報
日本アクアフォーミングシステムズ合同会社の構成メンバーが対応します。必要に応じ、研究成果活用兼業として、兼業許可をもらっている学とも共同研究に対応します。 分析はクーラントの化学分析、切削形態の観察、振動FFT解析、切削加工のCAE解析を行います。 ダイカスト用アルミニウム合金ADC12(Al-Si-Cu系合金)を切削加工した場合の温度分布の解析結果を示しています。切り込み深さは0.4mmで一定ですが、摩擦係数が変わると、キリコの形態も変わりますが、被加工材に生じる温度が大きく異なることが分かります。 冷却性能の高さはよく指摘されていますが、このような解析を通して、見える化を心がけています。
価格帯
100万円 ~ 500万円
納期
用途/実績例
用途:旋盤加工、ミーリング加工、平面研削加工、円筒研削加工 実績:イノベーションJAPAN2019にて出展 実績例:群馬精工株式会社など
詳細情報
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ダイカスト用アルミニウム合金ADC12を切削加工した場合の最大主応力分布の解析結果を示しています。切り込み深さは0.4mmで一定ですが、摩擦係数が変わると、切子の形態も変わりますが、被加工材に生じる応力や、残留応力が異なることが分かります。
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研削砥粒の間をクーラントが流れる際のシミュレーション結果を示しています.砥粒率が決まっていて幾何学的に配列する場合を想定して平均的な流れが示されていることになります.半円状の配列が砥粒を示し,小さな丸い粒がクーラントの流れを示しています.半円の色は温度を示し,小さい粒の色は赤いほど速く流れていることを示しています. 砥粒の温度が上がりすぎると熱応力によって破壊し,自生発刃を生じやすくなります.この状態に負荷をかけて砥粒が割れると自生発刃となります.このようなシミュレーションを行い,研削加工の効率を検討いたします.
ラインアップ(4)
型番 | 概要 |
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クーラント分析 | 現状の加工液,水道水などの水溶性クーラント特有の腐敗臭がなくなりを希釈する溶媒,クーラント原液を預かり,分析します. |
工具振動分析 | 加速度ピックアップなどのセンサーを用いて加工中のネックとなるプロセスを分析します. |
キリコ分析 | 加工したキリコやスラグ,研削屑を顕微鏡観察してから状態を分析します. |
CAE解析 | 加工状態を把握するためにCADモデルを構築して構造解析や切削工程解析を行います. |
カタログ(1)
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企業情報
当社は、切削加工や研削加工、洗浄など、水を用いる事業に対して、人の健康や環境を見守るナースのように全ての生産環境に心をくばり、自然に配慮した製品をご提供致します。 臭い対策,工具寿命対策,省エネ対策,加工条件検討,油剤の適性検討など,働く環境改善にも注力しています.部品加工,金型加工への対応も行っています. さらに,不水溶性(油性)クーラントへも一部対応を始めました! また、当社では群馬工業高等専門学校の工学博士によるコンサルティングと共同研究で、様々な製品の生産環境を改善します。 化学分析,残留応力や超音波を用いた非破壊検査,構造解析や成形,熱流体解析などのシミュレーション,デモンストレーションなどにも対応しています. 自社のクーラント等が気になる場合は,一部無償で事前分析などにも対応していますので,ご要望の際はお気軽にお問い合わせください。