金属の錆による腐食を防ぐ「防食」のメカニズムを解説。また、防食材料として有効な「防食テープ」についてご紹介と説明をします。
【防食テープとは?】 防食とは、腐食を防止するための手段です。腐食箇所の原因や環境により防食の手段は変わってくるため、状況を見極めて使用する必要があります。 【防食の種類】 <金属被覆> めっき、溶射、蒸着、クラッド <非金属被覆> 塗料(フッ素、アクリル、塩化ゴム、ポリウレタン、MIO、鉛丹など)、防食テープ、防錆油、樹脂(FRP、アスファルト) <耐食材料> チタン、ステンレス <電気防食> <環境処理> 除湿、腐食抑制剤(気化性防錆材)、pH調整 【防食の原理】 錆発生の要素は水(H2O)と酸素(O2)です。これらが鉄(Fe)に結び付くことにより赤さび(Fe2O3)が発生します。錆の発生を防止するには、金属と水・酸素の接触を断つことが必要です。防食テープはこれらを断つ被膜となり、赤さびを黒さびに変える力があります。 【赤さびと黒さび】 赤さびは一般的に指す錆になり、黒さびは表面にできる酸化膜です。黒さびは赤さびを黒さびへ変える性質があります。 出典:https://www.toishi.info/metal/akasabi_kurosabi.html
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基本情報
【防食テープの種類】 埋設配管用ペトロラタム系防食テープ「No.59シリーズ」 マスチックテープ、デンゾーテープと呼ばれる事もあり、主に地中埋設管に使用されます。(水中での鋼管や杭、水中鋼矢板にも活用できます。)石油から作られるペトロラタムを主成分としたコンパウンドを不織布に染み込ませたもので、柔軟性に富み、どんな形状のものにもピッタリ密着します。 ※詳しくは関連カタログをご覧下さい。 酸化重合型屋外用防食テープ「ニトハルマックXGシリーズ」 日東電工が独自に開発した屋外にある露出された箇所全般に使用できる防食テープです。特殊配合乾性油を主成分したコンパウンドをプラスチック系不織布に含浸させたもので、酸化重合により表面に皮膜を形成し、すぐれた防食性と耐候性を発揮します。また、柔軟性に富んでいるため、貼ってなでつけるだけで、どんな形状の場所にもぴったり密着します。付けてなじませるだけの手軽な作業で、すぐれた防錆・防食層を形成します。 ※詳しくは関連カタログをご覧下さい。
価格帯
納期
用途/実績例
【防食テープの使用箇所】 ・石油&水道パイプライン ・ガスパイプライン、地域冷暖房 ・電力、ガス、化学プラント埋設配管 ・海洋防食施設 ・電力・ガス・化学プラント屋外施設
詳細情報
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鉄管にニトハルマックXGを巻いていない部分(上部)と巻いた部分(下部)。.塩水噴霧試験2000時間後の外観。
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テープはく離後
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コンパウンド(けれん)後 ※施工経年後の下地除去が可能なレーザー照射ソリューションがございます。お気軽にご相談下さい。
カタログ(7)
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当社は、Nitto(日東電工)グループの中において住環境事業を担う企業であり、さらにはMRO事業、インフラ事業など社会経済に幅広く関わる重要な事業活動を行っています。 販売製品も400社余りの関連メーカー品や機能性加工品など多岐に渡り、「お客さまの声をカタチに」変えて、スピーディーに対応するノウハウを備えています。 『会社概要』 社名 :日東エルマテリアル株式会社 Nitto L Materials Corporation 設立 :1979年 6月1日 ※旧社名(株)エル日昌 2015年より社名変更 資本金:8千万円(日東電工株式会社100%) 年商 :122億円(2023年度) 社員数:100名