実験機として活用したディップコーターへ塗料の循環ユニットと空調設備を追加し、サンプル品の作成や小ロッドの生産に適した設備に拡張。
実験を終え次のステージへ進むと休眠しがちな実験機に拡張機能を持たせることでお客様へ提案できるサンプル品の作成や小ロッドの生産に対応が可能な設備に変身出来ます。 ディップコーティングなどの塗装実験機で成膜した製品は、往々にして塗工膜外観の乱れからお客様へ提案するサンプル品や実製品へ転用できるケースが少ないことが現実です。 その外観乱れの主な原因であるコンタミを塗工システム内から低減することで塗工膜の乱れを劇的に減らすことが可能です。 ●コンタミ低減の塗工システム 1)基材(ワーク)由来から塗料に持ち込まれるコンタミ除去:塗料循環させ途中でフィルタリング、塗料温度も一定範囲で制御 2)塗工場所を局所ブースで囲いFFUにて清浄度UP 上記2つの機能を追加した装置が「FD200C2」です。 オプションとして下記もご用意しております。 ・塗料濃度のモニタリングと追液システム ・局所ブース内の温度・湿度管理 これらを加えることで更に高品質な製品の提供が可能になります。
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基本情報
拡張タイプ塗工システム:FD200C2 【基本構成&仕様】 ●ディップコーター:FD200 ・詳細仕様は、FD200製品紹介もしくはカタログ参照下さい。 ●塗料循環ユニット ・ディップ槽:4面オーバーフロー ・ポンプ:マグネットもしくはダイヤフラムポンプ ・フィルター:ハウジングSUS316 カートリッジPP材 1ミクロン(要相談のうえ) ・配管材:SUS304ねじ込みを基本としサニタリータイプはご要望のうえ ●塗料温度管理ユニット ・熱交換器とチラーにて15℃~20℃範囲にて、1℃単位で管理 ・ユニット数:2ユニット(ディップ槽の数に応じて) ●局所ブース ・アルミフレーム、パネルは帯電防止塩ビパネル ・FFU:設置環境・ブース内容積・ディップ処理時間 ●オプション ・塗料濃度モニタリング:粘度計、比重計、濃度計により ・追液管理:モニタリング数値をフィードバックし各個別槽から自動落下式 ・局所ブース内温度・湿度管理:恒温恒湿槽により 詳しくはお気軽にお問合せ下さい。
価格情報
カスタム製品のため価格につきましてはお気軽にお問合せ下さい。
価格帯
100万円 ~ 500万円
納期
※仕様により価格変動幅が大きくお気軽にお問合せ下さい。
用途/実績例
プラスチック製品 金属製品 など様々な素材にナノからミクロンオーダーの膜厚塗工に適しています。
詳細情報
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ストローク200mmの昇降装置本体とディップ槽
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ディップ槽:2槽式4面オーバーフロー槽
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液循環ユニット(左サイド):液循環ポンプとフィルターの組合せ ※循環ポンプは、マグネットポンプからダイヤフラムポンプなど、仕様とご予算に応じて決定致します。
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FFU:塗工空間の清浄度UPのため風防BOX天井部にファンフィルターユニット(FFU)を装備しております。
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チラー:液温管理(15℃)のためチラーを装備しております(+熱交換も)。
カタログ(17)
カタログをまとめてダウンロードこの製品に関するニュース(8)
企業情報
ディップコーティングと前後工程の洗浄並びに乾燥装置の専門メーカーです。 当社は長年にわたって業界で活躍してきた「プロ集団」で、これまでの経験と実績(さまざまな基材・形状・コート剤を扱い)をベースとした、実験機・プロト機の製造やテストコートから得られる貴重なノウハウ(液管理・空調管理etc.)を活かした実験装置、生産装置の製造・販売を行っております。 お客様に最適なコーティングシステムの提案を目指し 「実験機・テストコート・プロト機・生産(量産)装置」を 「洗浄・ディップコート・乾燥」工程までワンストップでご提供致します。 簡易な無償テストも行っておりますので、コーティングをご検討のお客様、現在お困りのお客様、こんなコーティングが出来ないかとお考えのお客様、試しに塗布してみませんか? お気軽にお問い合わせください。