T560 ディレイ/パルス発生器で時間差を作り、MCS8A マルチストップTDC/TOFで時間差を測る構成について説明します。
◆T560 ディレイ/パルス発生器 ・ディレイ時間とパルス幅が4チャンネル個別に指定でき、10ps刻みで最大10 秒まで設定可能 ・入出力遅延(インサーション・ディレイ):21ns ・最大トリガ・レート:16MHz ◆MCS8A マルチストップTDC/TOF ・複数のイベントタイムを記録できる8入力のデジタイザ ・STARTとSTOPの間の時間差を、80psの分解能で最大8.3日まで検出可能 ・STOPは立上り,立下り,または両方のエッジで検出可能 ・STARTとSTOPの閾値レベルは、-1~+1.5Vの範囲を1mV刻みで設定可能 ・タイムビン当り80ps、デッドタイムのないマルチ・イベントタイム・デジタイザ ◆MPA4T TDC/TOFとマルチパラメータMPAの複合機 ・MCS8Aを5入力、タイムビン当り100psにした5入力のデジタイザ +8チャンネルのADC入力ポートを装備したマルチパラメータ・データ収集システム(MPA) ⇒超高速リストモード・システムとして動作 ⇒各ADC入力には、マルチスケーラやTOFデバイスも接続可能
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基本情報
ピコ秒(ps)分解能で長い時間差(ディレイ)を持つ複数のパルスを正確かつ精密に作り、その時間差を正確かつ精密に測定するには、一般的な機器では精度も分解能も全く及びません。 ・T560 ディレイ/パルス発生器は、ディレイ時間とパルス幅を4チャンネル個別に10ps刻みで最大10秒まで設定可能です。 ・MCS8A マルチストップTDC/TOFは、START信号と8入力のSTOP信号との間の時間差を、80ps刻みで最大8.3日まで検出可能です。 MPA4Tは、STOP信号が5入力であることを除けば、マルチストップTDC/TOFとしてMCS8Aと同様に使用できます。 ・8チャンネルのADC入力ポートを装備したマルチパラメータ・データ収集システム(MPA)としても使えます。 ・TDC/TOFとMPAとの複合機のため、様々なデータ収集に対応可能です。 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
価格帯
納期
用途/実績例
MCS8Aはタイムビン当り 80psのマルチ・イベントタイム・デジタイザのため、以下の用途に使用できます。 ・超高速マルチスケーラ/TOFシステム ・飛行時間(TOF)型質量分析 ・時間分解型単一イオン/フォトン・カウンタ MPA4Tは、MCS8Aとほぼ同等の機能に加えて、8チャンネルのADC入力ポートを備えているため、以下の用途にも活用できます。 ・100ps分解能でのパルス幅解析 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
ラインアップ(3)
型番 | 概要 |
---|---|
T560 | ディレイ/パルス発生器 |
MCS8A | マルチストップ TDC/TOF |
MPA4T | TDC/TOF と MPA との複合機 |
カタログ(12)
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企業情報
大栄無線電機では、欧米の高性能計測器・デバイス・分析機器を輸入販売し、自社で技術サポートもしています。 ◆磁場測定機器 ◆時間-デジタル変換器(TDC) ◆ディレイ/パルス発生器 ◆電荷感応型プリアンプ ◆放射線計測入門システム など、「目に見えない現象を精密かつ正確に測定する」試験や実験に役立つ多彩な製品を扱っています。