フレキシブル基板を使った電子回路を設計する際に、 押さえておくべきポイントを絞ってお伝えします。
ガラエポ基板などのリジット基板の場合は、電子回路を設計するエンジニアの方々のほとんどが設計経験があり、さらに先輩や同僚にもアドバイスを受けられる、という事もあり、開発・設計においてはさほど大きなハードルにはなりません。 しかし、フレキシブル基板については、経験値や知見が圧倒的に少ないケースが多く、フレキ基板を使った開発を進める際には、戸惑うことも多いのではないでしょうか。 実際、フレキシブル基板はリジット基板と違って、基板仕様を伝えたとしても、製造プロセスを考慮してメーカー側でかなりの編集・変更を行うので、開発・設計者は基板の仕様書や図面・回路パターンを送付するだけでなく、どこが重要なポイントかを明示し、フレキシブル基板の仕様を事前にしっかりとすり合わせることが必須になってきます。 このコラムでは、フレキシブル基板に携わったことが無い方・少ない方向けに、フレキシブル基板を使った電子回路を設計する際には、まずどういった事を押さえておくべきか、何を明確にすべきかをポイントを絞ってお伝えしていていきます。
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基本情報
ポイントその1 表面実装部品は問題なく使えるが、パッド部は工夫 フレキシブル基板が使われる用途により、部品は小型のもの選ばれますが、 リジット 基板に使われる表面実装部品は、基本的に使用できます。 ただし、部品のはんだ付けを行うパッド部は標準ではなく、出来る限り大きく 設計することが推奨されますので、注意が必要です。 ポイントその2 パターン設計・形状はフレキ基板仕様用とする フレキシブル基板の回路パターンは、目的に合った形状で設計することが 必要です。例えば、端子部への引き込み部はテーパー形成が望ましい、 配線を曲げる場合は、直角にではなく、円弧を描くようにする、などがあります。 ポイントその3 薄いフレキ基板が裂けないよう形状に配慮 薄いフレキシブル基板は、耐久性も考慮した形状にしておく必要があります。 例えば外形コーナー部の形状は、裂けを回避するために、角を作らない、 補強を入れる、ストップホールを入れる など対策を行うことが必要です。
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ポイントその3 薄いフレキ基板が裂けないよう形状に配慮 薄いフレキシブル基板は、耐久性も考慮した形状にしておく必要があります。 例えば外形コーナー部の形状は、裂けを回避するために、角を作らない、 補強を入れる、ストップホールを入れる など対策を行うことが必要です。 ポイントその4 基板メーカーに使用条件などを明確に伝える 先述のとおり、フレキシブル基板は製造プロセスを考慮してメーカー側で編集・変更を行う ポイントが多くなります。従って、求める電流値やノイズ面へのケアなど、リジット基板でも通常 伝えるべき情報に加えて、屈曲部なのか折り曲げ利用かなど、どういった使用を想定しているか? どんな使われ方をするか?を細かく明確に伝えることが必須です。 ポイントその5 設計開発の費用と期間を抑えるためにDRをしっかりと行う フレキシブル基板は、リジット基板よりも高価になりますので、試作・開発の回数もできるだけ 効率的に行う事が求められます。
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1.行動 組織化による、理想的な分担作業を構築、大幅な効率UP,どんな短納期にも低価格で対応。通信設備の充実により、遠方のお客様でも迅速な対応を致します。 両面基板 最短実働1.5日 4層基板 最短実働2?3日(製作実稼働日) 2.信頼 お客様第一主義。 3.技術 当社独自の設計基準書。大手セットメーカー、基板メーカーにも利用されています。定期的に、講師を招いて行う勉強会により、確実な技術のUP,充実を図っています。 デジタルはもとより、アナログ回路・高速回路の設計が可能です。お客様の指定以外は、マニュアルによる設計。マニュアル配線による設計ノウハウが充実しています。 お客様の依頼によっては、回路設計からサポート致します。最新鋭の設備環境により、効率的な技術力の提供が可能です。