光ファイバの線引炉やガラス化炉で30年の実績がある加熱炉・加熱システムの開発・設計技術を提供します。
古河電気工業(株)でコーポレートの生産技術部門に26年間所属し、生産技術開発センター長を5年勤めました。主に光ファイバの開発・量産ラインへの装置導入の業務を行ない、現在も導入した装置が現役で活躍しています。 私が担当した1980年後半から通信バブル崩壊するまでは毎年線引速度が高速化しプリフォーム径も大型化してゆく時代でした。私が担当した当時は、購入した線引炉の水漏れがたびたび起きて、自社で線引炉を開発することになりました。 炉の設計技術が社内に無かったので付き合いのある炉メーカに加熱炉の設計・製作を依頼しました。しかし、水漏れが数か月で水漏れが発生しました。加熱炉の電源をオフにしても炉内は煌々と光っており、現場にいた私は生きた心地がしませんでした。 そこで加熱炉の設計を自分で行いました。耐圧・気密・リーク試験仕様は真空成膜装置を開発した時の知見を導入し、溶接構造はメーカと相談して見直しました。その他にシステムもみい直しを行い仕様書に盛り込みました。 当時は忙しく体系的な資料に纏める時間がありませんでした。そこで独立したのをきっかけにカーボンヒータ加熱システムの設計技術として纏めました。
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基本情報
カーボンヒータ加熱システムの設計技術の概要 以下の5以降は具体的な事例(目的や用途、サイズなど)で設計は変わります。 1.加熱炉の筐体など主要部品の設計・溶接設計・検査方法 2.水路設計 3.簡易熱計算(電源容量、断熱材、冷却水量などの設計) 4.カーボンヒータの抵抗値の設計 5.電極設計 6.冷却水系統の設計 7.給気・排気系統の設計 8.運転モード設計 9.炉内の流れの設計指針(製品品質を考慮) 10.温度制御・温度分布測定方法 カーボンヒータ加熱炉の主な仕様 (1)最高温度:2,500℃ (2)ヒータ:断熱材:カーボンヒータ/カーボン系成形断熱材 (3)炉体構造:水冷ジャケット (4)炉体材質:ステンレス (5)温度制御:放射温度計(制御範囲1,700℃ー2,500℃) (6)加熱雰囲気:減圧・不活性ガス (7)真空排気:10^(-2)台以下(超高真空は対象外) (8)ガス供給系・真空排気系・冷却水系:要求機能・炉体設計による。 (9)運転モード:待機、昇温、運転、真空引など。要求による。
価格情報
技術アドバイザー契約の内容 1.抱えている課題のご説明 相談いただいた企業様にとって、どのような内容で活動をするのが効果的であり効率的なのか意見交換をさせていただきます。 2.契約内容を確定 (1)活動するテーマ (2)活動内容(訪問回数、提出する資料など) (3)契約期間 (4)契約金額を決めるて、契約を締結します。 3.契約の実施 4.サービス価格 契約期間が6か月以上:1回/月訪問:28万円/月 (旅費・宿泊費別) 6か月未満は、個別に相談。
価格帯
10万円 ~ 50万円
納期
用途/実績例
【1】2,000℃程度に加熱する用途としては、 1)光ファイバの線引炉 2)炭素繊維に製造装置 3)SiC、GaNの溶融炉、結晶成長炉 4)セラミックスの溶融炉・焼結炉 など 【2】1、000℃以上の雰囲気炉 A)光ファイバのガラス化炉(大気圧・ハロゲン雰囲気) B)熱CVD炉(SiやGaNの成膜、大気圧/減圧・水素雰囲気+毒ガス) など
企業情報
プロセスD&Tラボは、製造プロセスの工程設計(デザイン)と生産技術の開発(テクノロジー)の研究・開発・設計・試作の支援を行う事を目的として活動しています。 特に新規事業の場合は、自社にない技術の導入やパートナー企業の選定と連携が必要になります。いわゆるオープンイノベーションによりマーケティングや製品・サービスの開発期間の短縮を図り、早期に新規分野・新規用途の参入を図り、その情報・技術を用いて自社の独自戦略を立てて本格的に事業を推進するためです。その段階に入れば、既存の事業と同様に運営ができます。 よって新規事業の大変さは、参入する段階を以下の効率的にかつ効果的に設計するかによります。 その段階では自社が保有していない情報や技術の収集が必要でしかも自社に適した選択が必要になります。 私は量産装置の開発・立ち上げと、新製品の工場導入の経験があります。そこで得た失敗や成功の経験から量産ラインの設計や新規製品の導入の仕方を自分なりに会得しました。 また、銅製品、化合物半導体、石英ガラスやプラスチックという異種材料の加工時術を保有しています。 これらの量産技術と材料加工技術の知見を使って貢献したします。