レシプロ塗装機に加えた“ひと工夫”で補正作業時間を50%削減!
<お困りごと> 医療機器などの金属塗装を行うA社様。複雑形状製品や箱型カバー製品の塗装を手動で行っていましたが、入り込みが悪い箇所は補正作業を行うなど生産効率低下を改善するために、2ガン仕様の自動レシプロ塗装機を数年前に導入しておりました。手動作業を自動化したことで、塗装工程全体の生産性向上と、補正作業に伴う人員と時間の半減を実現することが出来ましが、400mm×300mmの「電子レンジ」程度の大きさの製品を補正するには、コンベアを停止させないと追付かないことから、より生産性の向上を求め「コンベアを停止させない塗装ライン作り」を行いたいとご相談いただきました。 <ご提案> A社様では同製品を大量生産されておりレシプロ塗装機との相性は良いものの、2ガン仕様では複雑形状への塗り込み性が充分ではないため従来の2ガンから左右にもう1ガンづつ追加し、1レシプロ4ガン仕様への変更することで塗り込み性の向上を図るご提案をしました。 また、色替作業も手動で行っており、常に誰かが塗装状況に目を配り色替のタイミングに合わせてコンベアを停止させていたので、色替作業が自動で行えるプログラムへの変更も併せてご提案しました。
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基本情報
<導入効果とお客様の声> 4ガン仕様へ更新後は、塗りこみ性が大幅に向上し補正作業時間は従来の約半分まで減少しました。併せて、作業の度にコンベアを停止させていた色替作業の省力化も実現できたため塗装ライン全体を通し生産性向上を実現しました。 さらに常時稼働させている乾燥炉の光熱費も削減でき、塗装ラインにかかるトータルコストも含めライン全体の生産性向上ができたとお客様からお喜びの声をいただきました。
価格帯
納期
用途/実績例
『お客様の現場に笑顔を』 これが私たちの使命の一つです。 産業分野のお客様から寄せられるご期待やお困り事の声に、スペシャリストとして、私たちが培ったノウハウであらゆるお客様の問題を解決していきました。 そのノウハウを活かし、作業環境改善のコーディネーターとして皆様の作業の最適化や塗装不良対策のお手伝いをしています。 弊社で解決したお困りごとの事例を多くの皆さまに共有し、お役立ちできればと思います。 どうぞお気軽にご相談ください
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企業情報
昭和33年設立当初より、工業用塗料を中心にファインケミカル商品を取り扱い、昭和39年には研究工場としての性格を持つ南信カスタム(株)(現CC・ジー(株))を設立し、自らが商品を使う立場で専門領域における知識の蓄積と、ノウハウの構築を進めました。 こうしたノウハウが評価され、長野県全域にマーケットは広がり、同時にお客様からの要望はきわめて多様なものへと変化してきました。工業薬品や化学品などのファインケミカル分野から電子材料などのハイテク資材、それらを効率的にハンドルする生産システムやリサイクルシステム。危険物や劇毒物の一貫した資材供給態勢の整備や塗料調色の機能付加なども、お客様のニーズ対応から進められています。 また、地域のお客様からの要請に応えて化学工法を駆使した施工分野・化学建設資材分野にも進出し、従来の商社とは異なった総合的視野からアドバイザリー機能を発揮しています。