熱伝導性、電気伝導性、展延性を活かすメッキ処理
銅メッキの特徴 ・電気伝導性が良い 銅を用いてメッキする銅メッキも、銅と同じく高い電気伝導性が得られます(抵抗率ρ×10-8(Ω・m) 1.6〜2.3、導電率 (%IACS) 75.0〜107.8)。その電気伝導性の良さを活かし、特に電気機器の分野では大活躍しています。 ・熱伝導性が高い 電気伝導性だけでなく、銅は熱伝導性にも優れています。 銅の熱伝導性は0.94[W/m・℃で、素材に対して素早くかつまんべんなく熱が行き渡ります。 ・下地メッキとして最適 銅メッキは下地メッキとしても重宝されるメッキです。 例えば、そのままではメッキが、しにくい材質に対してメッキをしなくてはならなくなった場合、下地としてまず銅メッキをしてから次のメッキをすることで、材質との密着性が向上することがあります。 また、均一性も得られるため、素地表面を整える目的としても使われています。 ・メッキ後に磨きが可能 銅メッキは、メッキ後にバフ研磨することも可能です。 仕上げとしてパフ研磨を行うことで、より光沢を出すことが可能です。 パフ研磨をすることで、装飾のバリエーションも広がります。
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基本情報
今では装飾分野から工業分野まで幅広く活用されている銅メッキですが、もともとの銅の性質上、変色しやすく、また酸素を含む水に弱く腐食を起こしてしまうことから、装飾分野においては下地として用いられる傾向にありました。 一方工業分野では熱伝導性、電気伝導性、展延性が得られることから、プリント配線板や電子回路などで多く用いられてきました。 ひとことで銅メッキと言ってもその方法によって種類が分かれており、現在では硫酸銅メッキ、ホウフッ化銅メッキ、シアン化銅メッキ、ピロリン酸銅メッキのという4つの銅メッキが主流となっています。 ちなみにこれら4つの銅メッキは、酸性とアルカリ性の2つに大別できます。
価格帯
納期
用途/実績例
プリント配線板や車載用電子部品、グラビア印刷用厚付け用、プラスチック上へのメッキ、フライパン底部への厚付け
企業情報
半導体部品関係、人工衛星部品関連、船舶部品関連、食品関係部品などの あらゆる産業界で活用されているものにメッキ加工をしてます。 弊社の強みは、徹底した品質管理を仕組み化したことによる、高い技力! でお客様からは、 「三和メッキ工業さんの品質はとても信用出来ます。」 というコメントをいただくこともあります。 私たちは、私たちが持つ技術を活かして、 日本全国の企業の課題解決に 寄与する会社でありたいと思います。 また、会社の考えとしては、会社全体をひとつのファミリーと考えを 大事にしております。