細菌叢検査でIBSリスクの判定が可能
過敏性腸症候群(IBS)は若年成人の約15%に認められる、器質的変化のない機能性胃腸症であるが、画像や血液検査では診断できないことから未治療症例が多いという課題があった。また、IBSの症状は軽症時と増悪時があり、増悪の原因がIBSにあるか、他の要因にあるかを判断することは難しかった。 東北大学病院漢方内科有田龍太郎先生らは、健常人とIBS患者の軽症時、増悪時等の腸内細菌叢を解析することで、特定の細菌L/R/Fの増減がIBSの発症に関連することを見出した。本発明は対象の糞便を用いて細菌叢の解析を行うことで、IBS患者およびIBSによる増悪を検出する方法に関する。 本発明は、腸内細菌叢のIBSリスク検査で応用することができる。また、別視点の応用例として、IBSに有効な医薬品や健康食品のスクリーニングが挙げられ、医薬、健康食品分野への応用も期待される。
この製品へのお問い合わせ
カタログ(1)
カタログをまとめてダウンロード企業情報
技術移転による収益は、新たな研究資金として大学や研究者へ還元され、更なる研究成果を創出するために利用されます。この一連の循環“知的創造サイクル”を円滑に回すため、我々は技術移転を全力で進めて参ります。取り扱っているシーズは、特許、ノウハウ、データベース、プログラム等です。 下記の大学と技術移転基本契約等を締結し、連携体制を構築しております。(2024年4月1日現在) ・東北大学・弘前大学・岩手大学・秋田大学・福島大学・山形大学・東北学院大学・岩手医科大学・福島県立医科大学・会津大学・宮城大学・北海道大学