電解によりアルカリ塩を除いた燃料を生成することで、ボイラーの損傷をも防げる
植物油脂の精製時に排出される油滓(フーツ)は脂肪酸塩や水を多く含む高粘性のペースト状であり、その取扱い性の悪さから廃棄物として処理されることが多い。一部では燃料として使用されることもあるが処理コストに課題が残る。他方、脂肪酸エステル製造における粗脂肪酸エステル画分の洗浄工程で生じる石鹸廃水など、有機酸塩が含まれる廃水が発生しており、有効利用する方法が望まれている。 本発明では、有機酸塩を含む廃液をコルベ電気分解処理することにより、アルカリ金属/アルカリ土類金属の水酸化物(NaOH等)と炭化水素、水素を得る装置及び方法を提供する。取得した水酸化物は製造工程に再利用することができ、炭化水素は燃料等として利用することができる。本発明により廃棄物の再資源化と循環システムの構築が期待できる。
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