■真空中で加熱しながら擂潰(すりつぶし)が可能 ・加熱温度は120℃まで ・ロータリーエバポレータとしても使用可能
【特長】 ・石川式撹拌擂潰機の基本性能はそのままで、真空中で加熱しながら擂潰処理ができる。 ・磁器鉢を銅釜で覆い、均一に熱が伝わる機能を有する。 ・200℃までの加熱を行いながら、撹拌擂潰処理が可能。 ・LED照明を搭載 ・インバーターを標準装備し、杵の回転数を制御可能 【好適使用事例】 ・厚膜材料 金属粉、ガラス粉、無機酸化物などを有機溶剤とともに混合・混練・分散させるインキペーストの製造用途。三本ロールからの 置換が可能です。 ・スラリー、ペースト、コロイドの脱泡
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基本情報
【諸元】 ・機器諸元 高さ:1360mm 幅:610mm 奥行:610mm ・鉢諸元 種類:18ZDEB専用鉢 内容:銅の外釜に覆われた磁器鉢 内径:152mm 深さ:84mm 加工容積:0.5ℓ 【機能】 ・真空機能(差圧計付) 擂潰(すりつぶし材料によっては、ガスが発生する場合があります。その際には、冷却トラップ装置を真空ポンプとの間に設置していただき、真空ポンプの劣化を最小限に抑制してください。弊社から冷却トラップ付で販売することもできます ・擂潰機能 擂潰時間、杵回転数の設定は可能 ・ヒーター機能 熱源はラバーヒーター 最大設定温度は120℃ 鉢の温度を熱電対で測定可能 万が一の際の過昇温警告機能付き ヒーターコントロールの熱電対とは別の温度センサーで一定温度を超えた場合、ヒーター電源OFF、警告灯の点灯、警告ブザーの発報 ・その他機能 真空カバー両側に処理状態の確認窓を設置 処理確認のためのLED照明も搭載 真空扉が閉まらないと杵が回転しない安全装置を搭載
価格情報
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納期
用途/実績例
・スラリー、ペースト、コロイドを分散、混練しながら濃縮、乾燥処理が同時にできるので、材料を固まらせることなく細かく粉砕。 ・溶剤を加えたスラリー、ペースト等の分散、混練時の濃縮作業で杵の撹拌効果と杵先の粉砕作業により均一な分散、混練処理を実現。 ・真空による脱水効果を利用し、同時に粉体の粒子を粉砕、解砕をおこなうので、水和物から水分を取り乾燥させることも可能。湿気を嫌う材料の処理にも好適。 ・真空/減圧雰囲気、アルゴンや窒素ガスなどの不活性ガス置換雰囲気で濃縮、乾燥、脱泡、撹拌擂潰処理(撹拌、すり潰し、混練、分散、混練の同時処理)も出来るので嫌気性(酸素を嫌う)材料処理に好適。 ・冷却トラップ装置と同時に使用することでエバポレータとしての機能も有する。 下記メカニカルアロイングを用いて、電子材料や二次電池材料の合成可能。 「攪拌」「分散」「すりつぶし」「混合」「練り合わせ」「粉砕」「破砕」を同時に行う事が出来る機械なので、撹拌機、分散機、混練機、粉砕機等専用機では実現出来ないメカノケミカル、メカニカルアロイの様な処理効果が認められます。 独自の構造で、粒径均一性、混合均一性を実現します
ラインアップ(1)
型番 | 概要 |
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18ZD | 真空タイプのみで加熱機能がないタイプ 【特長】 ・18ZDの加工容積:1.0L。 ・18ZDは杵が2本装着でき、擂潰性能が向上。 ・杵にばねが内蔵されており、圧力をかけながら撹拌・擂潰可能。 ・真空(減圧)環境下で、高粘度体の脱泡が可能です。 ・真空(減圧)環境下で処理ができるため、乾燥、濃縮処理時間が短縮できる。 ※真空ポンプは付属しておりませんが、オプションでご用意となります。 |
カタログ(6)
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弊社は、自動乳鉢の専門メーカーです。自動乳鉢(石川式攪拌擂潰機)の特徴は、独自技術により攪拌・(擂潰)擂り潰し・混合・混錬を一つの装置で同時に行うことができます。以下のような基本性能を有してます。 1.均一で精緻な混合が可能 ・粒度制御をしながら均一な混合ができる 2.粒径の均一化と制御が容易 ・微粉砕しながら、粒径を均一に整えることができる 3.材料の過度な劣化を防ぐ ・機械的なストレスが少ないため(マイルドな処理エネルギー)、過粉砕や化学変化を抑えつつ処理できる ・高エネルギー処理(ボールミルなど)では発熱による反応変化が起こるが、自動乳鉢では温度管理がしやすい 4.少量試作・実験向けに適している ・ボールミルやプラネタリーミキサーは大量の原料が必要 だが、自動乳鉢は最小0.5gの試作が可能 ・プロセスのスケールアップにも対応しやすい(小規模→大規模への適用が容易) 5.スラリー、ペースト、高粘度材料の処理も可能 ・乳棒回転のモータートルクが高いため、高粘度材料でも処理ができる