加熱しながらスラリーの処理が可能な自動乳鉢
【特長】 ・高効率処理を実現する18号サイズと加熱機能の融合 優れた処理能力を持つ18号サイズの乳鉢にラバーヒーター加熱を搭載し、高粘度材料の軟化・均質化を促進。幅広い研究開発や小量生産に適した扱いやすさを両立。 ・配管不要のシンプル加熱構造で設置・操作が容易 水路循環が不要なラバーヒーター加熱方式を採用し、卓上型としての省スペース設置とメンテナンスの簡便さを実現。研究現場での多様な温度管理ニーズに柔軟に対応 ・ 粉砕・混合・混練・分散を1台で実現。 異なる処理工程を同時並行でこなす、マルチプロセス対応の自動乳鉢。前処理工程の効率化と省力化への貢献。 【好適使用事例】 ・熱に敏感な高粘度樹脂の軟化と均質化による高性能塗料開発 約120℃までの温度管理で熱劣化を防ぎながら、高粘度樹脂を軟化・均質化。塗布ムラのない高機能塗料やコーティング材料の試作に適し、電子機器や自動車分野の性能向上に貢献。 ・医薬品原料の温和な加熱処理による安定性維持と均一混合 敏感な医薬品成分を約120℃の温度制御下で混錬。熱変性を抑えつつ均一混合を実現。
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基本情報
【諸元】 (装置) 高さ:515mm 幅:380mm 奥行:450mm (鉢) 内径:203mm 深さ:114mm 鉢材料:18SEB用専用磁器鉢 銅の外釜を持つ磁器鉢
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用途/実績例
【好適使用例) ・スラリー、ペースト、コロイドを分散、混練しながら濃縮、乾燥処理が同時にできるので、材料を固まらせることなく細かく粉砕。 ・溶剤を加えたスラリー、ペースト等の分散、混練時の濃縮作業で杵の撹拌効果と杵先の粉砕作業により均一な分散、混練処理を実現。 ・擂潰雰囲気として、乾燥空気、窒素、アルゴン等を使用することが可能。 ・下記メカニカルアロイングを用いて、電子材料や二次電池材料の合成可能。 石川式攪拌擂潰機(カクハンライカイ機)は「攪拌」「分散」「すりつぶし」「混合」「練り合わせ」「粉砕」「破砕」を同時に行う事が出来る機械です。 これにより、撹拌機、分散機、混練機、粉砕機等専用機では実現出来ないメカノケミカル、メカニカルアロイの様な処理効果が認められます。 独自の構造で、粒径均一性、混合均一性を実現します
詳細情報
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磁器乳鉢の外側に銅製ジャケットを熱伝導材料で接着して、下からラバーヒーターで加熱。 これにより、銅製ジャケットが加熱され、その後に磁器乳鉢が加熱される。 そのため、磁器乳鉢は齟齬側全体が加熱されて乳鉢の場所に依らず均一に加熱される
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弊社は、自動乳鉢の専門メーカーです。自動乳鉢(石川式攪拌擂潰機)の特徴は、独自技術により攪拌・(擂潰)擂り潰し・混合・混錬を一つの装置で同時に行うことができます。以下のような基本性能を有してます。 1.均一で精緻な混合が可能 ・粒度制御をしながら均一な混合ができる 2.粒径の均一化と制御が容易 ・微粉砕しながら、粒径を均一に整えることができる 3.材料の過度な劣化を防ぐ ・機械的なストレスが少ないため(マイルドな処理エネルギー)、過粉砕や化学変化を抑えつつ処理できる ・高エネルギー処理(ボールミルなど)では発熱による反応変化が起こるが、自動乳鉢では温度管理がしやすい 4.少量試作・実験向けに適している ・ボールミルやプラネタリーミキサーは大量の原料が必要 だが、自動乳鉢は最小0.5gの試作が可能 ・プロセスのスケールアップにも対応しやすい(小規模→大規模への適用が容易) 5.スラリー、ペースト、高粘度材料の処理も可能 ・乳棒回転のモータートルクが高いため、高粘度材料でも処理ができる