・ステンレス鉢採用により、熱応答性が高くなり、急速加熱により処理が可能 ・ステンレスにジルコニアを溶射して磁器鉢同等の処理性能
【特長】 • 耐熱性と耐摩耗性を両立した新型乳鉢<160℃加熱対応の高温混練を実現> アルミバルクによる効率的な加熱構造により、乳鉢温度を160℃まで制御可能。加熱反応や高粘度材料の軟化混練に好適で、加熱対応範囲の広さが従来機との差別化ポイントになる。 • ジルコニア溶射によるセラミック質表面<金属鉢に求められる耐久性と手ずり品質を両立> ステンレス乳鉢にジルコニアを溶射し、磁器のような表面仕上げを再現。硬質で削れにくく、異物混入リスクを低減しながらも、卓上型装置に求められる軽量性・高耐久性を確保。 【好適使用例】 • 高温耐性樹脂の前処理・分散 160℃まで加熱可能な環境で、耐熱性樹脂や高融点ポリマーの分散・混錬を効率的に実施。熱により粘度が低下し、均一な分散・混合を実現。電子材料や自動車部品向けの高性能樹脂開発に最適。 • 高粘度エポキシ系接着剤の加熱前処理と脱泡 高粘度のエポキシ接着剤を160℃まで加熱しながら混錬することで、材料の軟化と均質化を促進。脱泡効果も高まり、成形や塗布時の気泡混入を防止。電子機器や航空宇宙分野での材料開発に活用
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基本情報
【諸元】 (装置) 高さ:430mm 幅:300mm 奥行:410mm (鉢) 内径:152mm 深さ:300mm 鉢材料:ステンレス オプションとしてステンレスの表面にジルコニアを溶射したものも準備。 ジルコニアを溶射することにより、磁器鉢と同等の擂潰(すりつぶし)性能となる。 (加熱性能) 160℃まで加熱可能 ラバーヒーターでアルミブロックで加熱して、そのアルミブロックがステンレス鉢を加熱する機構。 (擂潰性能) 杵は磁器、ステンレスどちらも取り付け可能。 杵は1本で中心部まで十分に擂り潰すことが出来る。 独自技術で、杵は公転、自転をしながら、軌跡はエピサイクロイド曲線を描く。これにより、中心部はより密に擂り潰しができる設計となっている。 (その他機能) ・非常停止ボタン付 ・擂潰時間、擂潰スピードを設定可能
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用途/実績例
【好適使用事例】 ・スラリー、ペースト、コロイドを分散、混練しながら濃縮、乾燥処理が同時にできるので、材料を固まらせることなく細かく粉砕。 ・溶剤を加えたスラリー、ペースト等の分散、混練時の濃縮作業で杵の撹拌効果と杵先の粉砕作業により均一な分散、混練処理を実現。 ・下記メカニカルアロイングを用いて、電子材料や二次電池材料の合成可能。 ・石川式攪拌擂潰機(カクハンライカイ機)は「攪拌」「分散」「すりつぶし」「混合」「練り合わせ」「粉砕」「破砕」を同時に行う事が出来る機械です。 これにより、撹拌機、分散機、混練機、粉砕機等専用機では実現出来ないメカノケミカル、メカニカルアロイの様な処理効果が認められます。 独自の構造で、粒径均一性、混合均一性を実現します
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弊社は、自動乳鉢の専門メーカーです。自動乳鉢(石川式攪拌擂潰機)の特徴は、独自技術により攪拌・(擂潰)擂り潰し・混合・混錬を一つの装置で同時に行うことができます。以下のような基本性能を有してます。 1.均一で精緻な混合が可能 ・粒度制御をしながら均一な混合ができる 2.粒径の均一化と制御が容易 ・微粉砕しながら、粒径を均一に整えることができる 3.材料の過度な劣化を防ぐ ・機械的なストレスが少ないため(マイルドな処理エネルギー)、過粉砕や化学変化を抑えつつ処理できる ・高エネルギー処理(ボールミルなど)では発熱による反応変化が起こるが、自動乳鉢では温度管理がしやすい 4.少量試作・実験向けに適している ・ボールミルやプラネタリーミキサーは大量の原料が必要 だが、自動乳鉢は最小0.5gの試作が可能 ・プロセスのスケールアップにも対応しやすい(小規模→大規模への適用が容易) 5.スラリー、ペースト、高粘度材料の処理も可能 ・乳棒回転のモータートルクが高いため、高粘度材料でも処理ができる