「話してもムダ」を変える力──対話で組織文化と意思決定を根本から見直す
「また会議か」「どうせ上が決めるんでしょ」──そうした諦念が組織の中で日常化していませんか? 本書『対話のすすめ』は、対話がうまく機能しない背景にある“日本的組織文化”の深層に迫り、なぜ現場の声が届かないのか、なぜ会議が空回りするのかを解き明かします。 和を重んじる「一揆主義」、空気を読む同調圧力、曖昧な責任の所在──それらは歴史や風土に根ざす文化的な構造であり、表層的な会議術やファシリテーションスキルだけでは変えられません。 本書は、社会心理学・哲学・人類学をベースに、意味の共有を軸とした「対話の再構築」を提案します。働きがいや共感が失われがちな職場において、今こそ「対話」が変革の起点となります。形だけの議論を超え、真に意味ある合意形成へ──。 あなたの組織に、生命を吹き込む一冊です。
この製品へのお問い合わせ
基本情報
はじめに 第1章なぜ今対話が求められているのか?2 1文化のもつ機能とは何か 2真の合意とは、集団による「止揚」にある 3人類の生得的能力は「共感力」であり、それは対話によって発揮される 4葛藤や矛盾は精神を分裂させ、無力感や疎外感を人びとに抱かせる 5働きがいを実感できない職場にこそ、対話が必要である 6一揆主義による組織的な意思決定システム 7現代的な意味と課題:日本の「一揆主義」がもつ含意 8文化的背景:なぜ「一揆主義」は根強く残るのか 9一揆主義を超える:未来志向の組織と意思決定 第2章 コミュニケーションの本質 1なぜ今、コミュニケーションの本質に立ち返るのか 2参加型思考の再発見 第3章コミュニケーションを阻む「14の思考のワナ」 1自己を防衛する思考のワナ 2思考の起源に対する誤解 3集団・記憶・判断のワナ 4行動と知識の自動反応 第4章対話集会を実施する際の留意点 1導入講義:対話とは何か 2対話のルールとは何か 3対話の技術とは何か むすびに 参考文献
価格帯
納期
用途/実績例
こんなお悩みがあれば、ぜひご覧ください 会議をしても、結局は「上が決める」だけで現場の声が反映されない 本音で語り合える職場をつくりたいが、空気を読む文化に阻まれてしまう 「全員一致」にこだわるあまり、意思決定が遅れ、責任の所在が曖昧になる 対立を避けてばかりで、建設的な議論や革新的なアイデアが生まれない 組織内の多様な意見を尊重したいが、異論を歓迎する空気が育っていない 欧米型の組織論や会議術を導入したが、うまく機能せず、形骸化してしまった 管理職やリーダーとして、部下とどう向き合い、納得感ある合意を導けばよいか悩んでいる 働きがいや意味を感じられない職場の空気を変えたい 組織の変革を進めたいが、どこから手をつけてよいかわからない
カタログ(1)
カタログをまとめてダウンロードこの製品に関するニュース(1)
企業情報
創業者である鬼澤有治(きざわゆうじ)は、国内外の資本市場における投資銀行業務の実務経験を活かし、2003年に「絶えざるイノベーションをつうじて明日の社会を切り拓く」ことを経営理念(Core Value)として定め、イノベーションに関する調査研究とトップエグゼクティブ向けのゼネラルマネジメントコンサルティング会社、キザワ・アンド・カンパニーを設立しました。 当社は、リーダーシップ、企業戦略、組織文化、組織学習、業務改善および改革の課題を整理し、クライアント組織のメンバーの方々が改革を成功できるように実行支援しています。これまでのコンサルティングテーマと実績はつぎのとおりです。 ・ビジネスモデル改革支援(14社)、組織風土改革支援(5社)、アクションラーニング支援(13社)、制約条件の理論(TOC)にもとづく生産システム改革支援(4社)、オープンイノベーション実行支援(3社)、経営顧問サービス(4社)、次世代リーダー育成研修(5社)、企業内マネジメント研修(7社)、パブリック・プライベート・パートナーシップ事業開発支援(2社) 資格 公益社団法人日本証券アナリスト協会 公認アナリスト