NK細胞の機能を最大化し、がんや感染症治療の主役とする新コンセプトです!
■東北大学技術のご紹介:T16-051 NK細胞はその機能からがんや感染症治療への利用が期待されてきた一方で、MHCクラス1分子を発現するがん細胞や感染細胞(非標的細胞)を認識できないことから、医療応用への限界も指摘されてきた。 本発明は、非標的細胞をもNK細胞に認識させることができる、T細胞受容体の可変領域と免疫グロブリンのFc領域を有してなるキメラタンパク質の用途に関する。 本発明のキメラタンパク質を用いることで、既報での報告もあるT細胞受容体キメラタンパク質依存性細胞障害(TDCC)活性以外に、非標的細胞のMHCクラス1分子のダウンモジュレーション:MHCクラス1分子の発現を低下させ、NK細胞が本来有する細胞障害活性の標的へと変化させることができることを新たに見出した(図参照)。 T細胞受容体レパートリー解析(WO2016/136716参照)を組み合わせることにより、個々のがんやウィルス感染症、自己免疫疾患、アレルギーといった臨床症状に合わせたスピーディなキメラタンパク質開発とNK細胞ベースの治療法のデザインが可能となる。
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