プラスチックパレットの熱溶着工程でPP樹脂のくっつきによる生産性低下を防ぐには
熱溶着(熱板式溶着)は、プラスチックの部品の接合したい部分を、高温の金属板(熱板)へ接触させてプラスチック表面を一時的に融かし、融けたところ同士を押し付けることで一体化させる接合方法です。 一部のPP樹脂(ポリプロピレン樹脂)製のプラスチックパレットは、上面部と下面部に分かれたものを熱溶着によって一体化することで製造されています。 このプラスチックパレットの熱溶着工程で使用される熱板には、融けたPP樹脂が熱板表面にくっつきにくくするために、ふっ素樹脂の持つ「他の物質がくっつきにくい性質(非粘着性)」を活かしたふっ素樹脂コーティングが施されています。 しかしながら、熱板を使用していくうちに、ふっ素樹脂コーティングは傷ついたり、剥がれたりして、徐々に樹脂がくっつくようになってしまいます。熱板表面に樹脂がくっついてしまうと、次のような問題が発生します。 ・くっついた部分から糸をひくように樹脂が伸ばされて製品の外観を損なう ・くっついて焦げ付いた樹脂が接合部分に混入して接合部の強度低下を招く ・熱板の交換で製造ラインを一時的に停止するため、生産性が低下してしまう
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基本情報
当社のThermo Pro Release(サーモプロリリース)は, お客様の使用環境や使用する樹脂材料に応じて、最適なコーティング仕様をカスタマイズしてご提案することができます。 また、一般的なふっ素樹脂コーティングと比べて、熱板とコーティングの密着性は約3倍で、 被膜が剥がれにくく、長持ちさせることを可能としました。 ~Thermo Pro Release(サーモプロリリース)導入の効果~ ・熱板を交換する頻度が減り、熱板の再コーティング費用を削減 ・熱板交換に伴う製造ラインの停止が少なくなり、生産効率向上 熱溶着工程でお困り事がありましたら、ぜひ当社までご相談ください。
価格帯
納期
用途/実績例
プラスチックパレット製造ラインに Thermo Pro Release(サーモプロリリース)を採用いただいたお客様では、 従来と比較して、コーティングの寿命を約3倍に延長することに成功しました。
詳細情報
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PP樹脂製プラスチックパレットの熱溶着熱板
企業情報
日建塗装工業は、産業分野のさまざまな課題を解決する機能性コーティングの受託加工メーカーです。 表面処理技術を通じて、機械部品や装置部品の性能向上、耐久性向上、メンテナンス性改善に貢献しています。 主に、ふっ素樹脂コーティング(PTFE・PFA・FEP・ETFE)をはじめとする機能性コーティングを取り扱い、非粘着性、離型性、耐薬品性、低摩擦性などの特性を活かした表面改質技術を提供しています。また,近年では、PFAS規制への対応や新たな材料ニーズに対応するため、PEEK樹脂コーティングや各種機能性コーティングの開発・提案にも力を入れています。 当社の強みは、用途や使用環境に応じた最適なコーティング仕様を提案できる技術力と、試作から量産まで一貫して対応できる柔軟な加工体制です。コーティングによる付着防止、摩擦低減、耐薬品性向上などの技術を通じて、多くの製造業のお客様の製品性能向上と品質安定化を支援しています。 「技術で信頼を築く、機能性コーティングのベストパートナー」として、日建塗装工業はこれからも高品質・高性能な製品作りに貢献していきます。











