フッ素樹脂コーティング・PEEKコーティングの焼成時の空気膨張による破損事故を防ぐための重要ポイントを解説
フッ素樹脂コーティングやPEEKコーティングでは,焼成工程で高温加熱を行うため,中空構造品には「空気抜き穴」が必要になる場合があります。 密閉空間がある状態で加熱すると,内部空気が膨張して内圧が上昇し,変形や破裂など重大トラブルにつながる可能性があります。 本記事では,空気抜き穴が必要となる理由や,設計段階で確認すべきポイントについて分かりやすく解説します。
この製品へのお問い合わせ
基本情報
高温焼成を伴う機能性コーティングでは,中空部の空気膨張対策が不可欠です。特にPTFE・PFA・PEEKコーティングでは,400℃近い温度で焼成を行うため,密閉空間内部の圧力が大きく上昇します。 これにより,基材の膨張・変形・塗膜割れ・破裂事故などが発生するリスクがあります。こうした問題を防ぐためには,膨張した空気を逃がすための開口部(空気抜き穴)を適切に設ける必要があります。 穴径や位置だけでなく,内部空間が確実に連通しているかも重要な確認ポイントです。
価格帯
納期
用途/実績例
以下のような製品では空気抜き設計が重要です。 ・溶接構造品 ・密閉タンク ・箱型部品 ・中空ロール ・パイプ治具 ・機械フレーム ・熱処理用治具 実際には,「見た目は繋がっているが内部は閉塞していた」「塗装後に穴が塞がった」などの事例もあります。当社では,製品図面や構造確認を行い,焼成時の安全性と品質を考慮したコーティング仕様をご提案しています。
企業情報
当社は、各種産業部品へのフッ素樹脂・PEEKコーティングなどの機能性コーティングを提供する受託加工メーカーです。 特にフッ素樹脂コーティング(PTFE・PFA・FEP・ETFE)を中心に、非粘着性、離型性、耐薬品性、耐熱性、低摩擦性を付与するコーティング技術を提供しています。 食品機械、半導体製造装置、化学装置、医療機器、産業機械など幅広い分野の部品加工に対応しています。 また近年は、PFAS規制への対応ニーズの高まりを背景に、PEEKコーティング(PFASフリー)の提案も強化。高耐熱・高耐薬品環境で使用される部品の保護や長寿命化に貢献しています。 さらに、帯電防止コーティング、耐摩耗コーティング、低温焼成タイプのふっ素系コーティングなど、多様な機能性コーティングをラインナップ。 金属だけでなくアルミニウム、ステンレス、樹脂、ゴムなど幅広い基材への加工実績があります。 用途や使用環境に合わせた最適なコーティング仕様の提案から試作評価、量産加工まで一貫対応し、付着防止、離型改善、摩擦低減、耐薬品性向上、耐熱性向上などの課題解決をサポートしています。






