減った有効塩素はどこへ行く?分解の反応式、濃度で分解の速さが変わる理由、温度と光への対策、劣化に気づく目安を整理します。
次亜塩素酸ナトリウムは、「生もの」として扱うことが重要な薬品です。時間がたつほど有効塩素が減り、代わりに別の物質が増えていきます。保管に伴う分解は避けられないため、どう分解するのかを知っておくと管理の要点が見えてきます。 ■有効塩素はどこへ行く? 次亜塩素酸ナトリウムは、保存中に少しずつ自己分解し、亜塩素酸ナトリウムを経て塩化ナトリウムと塩素酸ナトリウムになり、副反応で酸素も生じます。反応式で表すと、次の2つになります。 1.塩素酸ができる反応:3NaClO → 2NaCl + NaClO3 2.酸素が出る反応:2NaClO → 2NaCl + O2 ■減った分は元に戻る? 戻りません。この反応は継続的かつ不可逆的に進むため、塩素酸ナトリウムの濃度は上がり続けます。 ■有効塩素の減少と塩素酸の増加 有効塩素12%の製品では、有効塩素が1%減るごとに、塩素酸がおおむね3,500mg/kg増えるという関係があります。まずはお気軽にご相談ください。
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基本情報
■濃い液ほど速く分解するのはなぜ? 分解の速さは、実験結果から二次反応に当てはめられます。二次反応の式では、速さが濃度の2乗に比例する形になるため、濃度が半分なら分解の速さは計算上およそ4分の1です。計算上も、有効塩素がおおむね3%を下回ると、30°C保管でもほとんど分解しません。 ■薄い製品を選ぶ手もある? 注入率が低い場合などは、有効塩素の低い製品を買う、薄めて貯蔵槽に入れるといった方法も有効です。推測の概算では、30°Cで10日保管した後、塩素酸の薬品基準を守れる注入率の上限は、有効塩素12.5%の製品で6.0ppm、6%の製品で9.0ppmと、薄い方が高く保てます。 ■温度と光はどう防ぐ? 1.屋外の大容量タンク:日差しを遮る屋根、断熱材、水による冷却 2.屋内:風通しを良くする、エアコンで室内を冷やす 3.20°C以下の地下水などが使える場合:貯蔵槽にホースを巻いた簡易的な水冷 窓際など直射日光が当たる場所では遮光し、光を通さない容器に入れることも必要です。
価格帯
納期
用途/実績例
■継ぎ足しで使い続けると? 残量が75〜80%程度になると継ぎ足す、屋外の貯蔵槽の調査例があります。液温が20°C程度でも、継ぎ足しの間隔が長いと塩素酸が上がり、10°C程度まで下がると、間隔が14日程度でも上昇は見られませんでした。 ■液の入れ替わりが遅い事例 使用量に対して貯蔵槽が大きく、液の入れ替わりが遅かったために、塩素酸が13,600mg/kgまで上がった小規模水道の事例もあります。 ■劣化に気づく目安は? 処理水の残留塩素が変わらないのに注入量が増えていれば、劣化を疑います。劣化した液は注入率を上げざるを得ず、塩素酸の付加量がさらに増える悪循環に陥るおそれがあります。液のpHを定期的に確かめ、10を下回ったら交換を検討するのも有効な管理方法です。 ■使う量に合った容器で 当社が扱う次亜塩素酸ナトリウムには、持ち運びやすい15kg入りの製品もあります。貯蔵量と使う量の釣り合いや、保管場所の考え方もご相談いただけます。まずはお気軽にご相談ください。
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当社は創業以来、時代の変化と消費者ニーズの多様化に対応した多彩な 取扱品目を、用途やニーズに合わせ的確に供給することをモットーに、 柔軟なサービスを提供し続けております。 「ケミカル・エンジニアリング・パートナー」を企業スローガンに、 化学技術の専門家集団として、国内外の先進技術の中からお客様の問題を 解決するアイデアを発見し、アクティブにご提案いたします。










