溶接材料の豆知識『オーステナイト系ステンレスの特徴』
低温強度、靭性に強い!膨張係数が大きく、熱伝導率が低い溶接材料
「オーステナイト系ステンレス」は、加工性・溶接性に優れ、他のステンレス系と違い磁性のない溶接材料です。 応力腐食割れに感受性があるため、溶接部の応力集中に注意する必要があります。 また、クレーターが割れやすく、クレーター処理など溶接作業を工夫する必要があります。 真空装置部品では、磁性があると問題になるケースもあるため、この材料が最適です。 【特長】 ■膨張係数が大きく、熱伝導率が低い ■溶接性は、マルテンサイト系、フェライト系、二相系に比べ良い ■SUS304系は溶接性が良好 ■溶接割れ性は、ニッケル、モリブデンの量が高い材料が高温割れに敏感 ■低温強度、靭性に強い 詳しくはお問い合わせください。
- 企業:ノースヒルズ溶接工業株式会社
- 価格:応相談