硬質クロムめっき採用事例その3【塗工用バーへのめっき】
塗工用バーの溝形状維持に薄膜の高精度めっき
あるフィルムメーカー様からの相談で塗工用の溝付きバーに出来るだけ精度よく均一に硬質クロムめっきを施工したいとの相談がありました。 一番求められたのはめっき厚の均一性でした。めっき厚のバラツキはそのまま溝の容積のバラツキとなり、それは塗布量のバラツキに繋がるからです。 何度も試作を繰り返し5~10μm程度の薄膜の硬質クロムめっきを5μmの場合で±1μm、10μmの場合で±2μmの範囲内で施工することに成功しました。 溝のタイプに関しては転造で製作するタイプと丸棒にワイヤーを巻き付けて製作するタイプがありますがどちらにも対応しています。 硬質クロムめっきの耐摩耗性のより溝形状を保持することが出来、安定した塗工量をキープし品質を安定させることが出来るようになったと喜んでいただけました。
- 企業:オテック株式会社
- 価格:応相談