アルミダイキャスト塗装はタレが粘度管理のすべてだった
タレの原因は塗料粘度と焼付温度のミスマッチ。20度の違いで発生率が3倍変わる現象を解説。
タレは、塗膜がしたたり落ちる不良で、外観不良だけでなく、厚膜部の硬化不良も誘発します。業界平均では全塗装不良の8-12パーセントを占めます。粘度と焼付温度の関係:塗料粘度が低いほど、焼付温度が高いほどタレは起こりやすくなります。同じ粘度の塗料でも、焼付温度を160度から180度に上げるだけで、タレ発生率は20パーセントから60パーセントに跳ね上がります。季節変動への対応:冬場(5度)と夏場(25度)で、塗料粘度は最大40パーセント変わります。適切な粘度管理がなければ、季節ごとに不良パターンが異なり、原因特定が困難になります。素材別の最適粘度:アルミダイカストは粘度20秒(フォードカップ)、亜鉛ダイカストは18秒、ステンレスは22秒が最適。素材による表面張力の違いに対応する必要があります。当社では粘度計を用いた毎日の管理と、素材・季節別の自動調整システムを導入。タレ発生率を2パーセント以下に抑えています。
- 企業:永和工芸株式会社 平野塗装工場
- 価格:応相談