卓上型電子スピン共鳴装置「Magnettech ESR5000」
手軽にフリーラジカルの定量から照射食品の検知、放射線量の測定、生体試料の測定などが行えます。
卓上型電子スピン共鳴(ESR)装置「Magnettech ESR5000」は、非破壊で試料中の自由電子あるいは不対電子(フリーラジカル)を直接観測することができるため、食品・化学・医薬分野など幅広く活用できる製品です。ラジカルの生成および反応がトレースできるので、例えば食品分野では抗酸化力の測定や、油などの劣化状態、ビールの香味安定性などの観測に役立ちます。医学分野ではフリーラジカルが老化や癌、動脈硬化などさまざまな疾患に関与しているといわれており、それらの評価が可能です。また、輸入食品は殺菌、殺虫、発芽防止などを目的として放射線が照射されていますが、その際に生成したラジカルを検知することも可能であることから、ESR装置は照射食品検知装置として従来のTL法から置き換わるものと期待されています。
- 企業:ブルカージャパン株式会社 バイオスピン事業部
- 価格:500万円 ~ 1000万円