全個体電池の試作とその評価
株式会社石川工場
【概要】
石川式撹拌擂潰機D101Sを全固体電池の試作に用いた際の有効性について検証を行った。
具体的には、遊星ボールミルを用いて試作した全固体電池との性能の比較を行ったので、その評価結果について報告する。
※全固体電池の試作・評価については外部機関に委託した。(D101Sを貸与した)
【結論】
(1)石川式攪拌擂潰機を用いて作製した全固体電池は、ハイレートの充放電で良い結果がでている。
(2)固体電解質の解砕では、遊星ボールミルより、微細化できていて、固体電解質の変成も少ない。石川式攪拌擂潰機の方が、マイルド分散できていると理解してよい。
今回の試作は、粉砕時間を10分とした。石川式撹拌擂潰機の場合、さらに粉砕時間を長くすれば、より固体電解質の微粒子化が可能となり、より高い充放電特性を得られる可能性がある。
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卓上型であるD101Sを露点が-70℃に設定されたグローブックス内に入れて、全個体電池の固体電解質の微粒子化を行った。その結果、ボールミルよりも微粒子化が可能な結果を得た。固体電解質の微粒子化が可能なると、全個体電池の充放電特性の改善につながる