極低温測定分析サービスの安定提供への取り組み ~ヘリウム危機に備えたヘリウムリサイクル体制の構築~

当社(以下、「TRC」)は、近年特に注目されているヘリウム危機に備えて、分析装置で冷媒として使用したヘリウムガスを再液化するシステムを滋賀事業所に導入しました。これにより、液体ヘリウムが不可欠な核磁気共鳴 (NMR法) ※1)や他の極低温測定の特殊分析サービスを安定かつ持続的に提供できる体制を構築しました。
ヘリウムは、超電導磁石や医療機器、科学研究など多岐にわたる分野で使用されますが、供給量減少や世界的な需要増加により、近年入手が困難になっています。
TRCでは、NMRの超電導磁石や液体ヘリウム容器から気化するヘリウムガスを回収し、再利用する体制を構築し、運用を開始しました。これにより、NMRや極低温測定のサービスを安定的に提供し、ヘリウムの有効利用にも寄与します。
TRCでは、今後とも『高度な技術で社会に貢献する』という基本理念に基づき、資源供給環境の変化などにも対応しつつ、持続的な高度分析サービスの提供に努めてまいります。
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