分析基礎講座「X線回折・散乱、固体NMR分析」ライブ配信

X線回折は、無機物や有機物、高分子などの材料中に存在する結晶からの散乱を解析し、物質(結晶)の化学構造を特定したり、結晶の大きさ、配向、結晶の量、残留応力などを評価する手法です。古くからある分析手法で、簡便な装置が市販されていますが、測定目的により使用する装置の構成を変えるなど、データをどのように取得するのかが重要です。
固体NMRは、溶媒に不溶な高分子や電池材料、無機化合物、溶かすと構造情報が失われてしまう高次構造(結晶/非晶、結晶形など)の化学構造を分析する手法です。
一般的に利用されている13C NMR以外にも、29Si、19F、11B、1Hなどの分析事例を紹介します。構造解析以外に、緩和時間や拡散係数測定からダイナミクスを解析が可能です。NMRは近年かなり自動化されてきましたが、定量分析やダイナミクス解析を行うには複数の測定方法を理解することや、ある程度の経験が必要です。電池材料を中心にダイナミクス分析事例についても解説します。
本講座では今後X線回折や固体NMRを利用して分析を行う方や、材料開発を行う上で構造評価を必要とされている方に原理や実際の事例を交えて、応用測定なども紹介します。
開催日時 | 2025年05月29日(木) 13:00 ~ 16:00 |
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参加費 | 有料 44,000円(テキスト含む,税込み) |
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