分解能を超越して
高分解能・高精度な質量データだけで、一度で正しい答えにいつも到達できるでしょうか? 複雑な多成分の混在するサンプルに直面した際、高分解能と精密質量だけでは、網羅的な解析において必要とされる全ての情報を得るには不十分な場合があります。 コリジョンクロスセクション(CCS)という新たな次元の扉を開くVion IMS QTof は、これまでになかった革新的な質量分析計です。 今まで発見できていなかった重要な成分がどこかに埋もれているかもしれません。
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基本情報
[明確性 - データ解析の簡易化] イオンモビリティー選択性を利用してスペクトルを迅速に精査し共溶出化合物やバックグラウンド干渉の影響を減らすことができます。そのため信頼性をもって化合物の特性解析を実行できます。 [分析対象となる成分の同定および定量の信頼性を向上] CCSデータの収集/処理能力により、データの信頼性が今までにないほど高まります。クロマトグラフィーの保持時間に拠らない化合物固有のCCS値が得られ、分析対象となるピークに対し信頼性の高い同定を行うことができ、偽陽性や偽陰性のリスクを軽減できます。標準試料の分析によって保持時間が確認できていない場合でも、理論上の精密質量とCCSライブラリーの値を用いることで、未知の予測不能な構成物質を同定することもできます。 [必要なデータのすべてを1回の測定で取得] MS(E)は、閾値または、化合物情報などの設定を行うことなくデータをシンプルに取得するデータ取得モードです。これにより、1回の測定で、サンプル構成成分を網羅的に、分子関連イオンとフラグメントイオンの情報を同時に取得できます。
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企業情報
米国マサチューセッツ州ミルフォードに本社を置くウォーターズコーポレーションは、1958 年の設立以来、液体クロマトグラフの専門メーカーとして先駆的な役割を果たしてきました。 積極的に新製品、新技術の開発に取り組み、現在では高速液体クロマトグラフに加え、質量分析計(MS)、熱分析装置を供給する国際的グループ企業へ成長しています。 日本ウォーターズは、ウォーターズコーポレーションの日本拠点として昭和48(1973年)に営業を開始しました。米国本社の企業姿勢を継承し、「お客様の成功」を我々のミッションとして掲げ、革新的な技術とラボ向けソリューションを提供し続けています。