3次元点群データによる現場再現が、ワンタッチで。
3Dレーザースキャナとは、計測対象物に触れることなく地形や構造物などの3次元データを取得可能なノンプリズムの計測機器です。 従来の測量機での「単点」での計測・測量と違い、1秒間に数千~数十万点の情報を高速・高精度に取得できるため、対象物を「面」的に計測することが可能です。図化やモデリングはもちろん、新設・リニューアルの検討や維持管理等の様々な分野で活躍しています。
この製品へのお問い合わせ
基本情報
■過去十数年の豊富な計測実績 クモノスコーポレーションは、3Dレーザースキャナの黎明期にその開発に携わっており、過去十数年にわたって蓄積した技術と経験がございます。建設現場、橋梁、プラント、鉄道、文化財など、多種多様な対象物の計測業務を承っております。 ■日本全国スピード対応 大阪本社のみならず、北海道、東京、神奈川、京都、福岡と、全国6ヶ所に拠点がございます。無料デモやレンタル、現場計測まで、お気軽にご相談ください。
価格帯
納期
※計測対象によって変動しますので、お気軽にお問い合わせください。
用途/実績例
■設備・工場・プラント 点群データを基に配管のモデリングを行うことでCADデータとして取り扱うことが可能となり、複雑に入り組んだ配管の干渉や溶接間距離の確保のチェックを容易に行うことができます。設備の増設やレイアウト変更に伴う計画の策定に利用されています。 ■建築 図面が失われた建築物を計測し、現状の図面を作成することができます。また、点群の密度を高めることによって、壁面にはめ込まれたレリーフや階段の手すりなどの装飾品もあわせて計測し、美しい建築意匠を次代に引き継ぐことが可能です。 ■トンネル 大量の点により「面」的に構造物の形状を取得することができるため、トンネルのような曲面の形状も正確にデータ化することができます。設計データとの比較による出来形計測や定期的に複数回計測したデータの重ねあわせによる経時的な変位の計測をすることができます。任意の位置で断面図を作成できる他、色彩により視覚的に表現することもできます。 ■橋梁・高架 橋梁の歪み・沈下などの劣化状況を、交通規制の実施や足場を設置することなく離れた場所から計測できます。また、図面のない既存の橋梁のモデリングにも用いられます。
詳細情報
-
設備・工場・プラント ■工場(設備関連)の3D現況計測 計測面積: 30,000平米 計測日数: 3日x2台 器械点数: 44箇所 計測間隔: 20mm 点群データを基に配管のモデリングを行うことでCADデータとして取り扱うことが可能となり、複雑に入り組んだ配管の干渉や溶接間距離の確保のチェックを容易に行うことができます。設備の増設やレイアウト変更に伴う計画の策定に利用されています。
-
建築 ■歴史的建築物の現況計測 計測面積: 約2,000平米 計測日数: 2日x1台 器械点数: 13箇所 計測間隔: 20mm 図面が失われた建築物を計測し、現状の図面を作成することができます。また、点群の密度を高めることによって、壁面にはめ込まれたレリーフや階段の手すりなどの装飾品もあわせて計測し、美しい建築意匠を次代に引き継ぐことが可能です。
-
トンネル ■トンネルの3D現況計測 計測距離: 400m 計測日数: 2日x 1台 器械点数: 11箇所 計測間隔: 20mm 大量の点により「面」的に構造物の形状を取得することができるため、トンネルのような曲面の形状も正確にデータ化することができます。設計データとの比較による出来形計測や定期的に複数回計測したデータの重ねあわせによる経時的な変位の計測をすることができます。
-
地下空間 ■地下と地上の3D現況計測 計測面積: 40,000平米 計測日数: 10日x2台 器械点数: 134箇所 計測間隔: 20mm 都市計画や景観シミュレータ・災害シミュレーションとしての利用をはじめ、地上と地下を連動させたデータによる、地下空間も含めた3次元マッピングとしての利用やVR(仮想現実)、AR(拡張現実)といった技術との連携も進められ、データ活用範囲は多岐にわたります。
-
大規模公共施設 ■球場の3D現況計測 計測面積: 37,000平米 計測日数: 3日x2台 器械点数: 24箇所 計測間隔: 20mm 阪神甲子園球場は2007年に大規模なリニューアル工事を行いました。改修工事前の詳細な図面の作成にも、弊社の計測技術が活用されました。取得した点群データから図面を作成したことで、曲面の外壁部を直線に展開していた従来の図面と比べ、より正確な寸法を算出しました。
-
文化財・城郭・神社・仏閣 ■寺門の現況計測 計測距離: 5,000平米 計測日数: 1日x1台 器械点数: 8箇所 計測間隔: 20mm スケッチや写真を基に作成した図面よりも正確且つ詳細に形状を図化することができます。城の石垣は老朽化に伴いはらみや崩落が問題となっており、細かい凹凸や詳細の形状を表現する必要があることから、通常よりも高密度の設定で点群データの計測・データ処理を行っています。
-
法面 ■法面型枠の3D現況計測 計測面積: 7,500平米 計測日数: 2日x1台 器械点数: 12箇所 計測間隔: 20mm 2次元の図面だけでは判別しにくい複雑な傾斜や形状の視覚化をすることができます。その他にも土砂災害等が発生した現場の現況計測にも用いることができます。危険地帯に入ることなく現場の状況を保存することができ、取得データは復興や防災に向けた分析に活用されています。
-
砕石場・造成地 ■砕石の3D計測 計測面積: 1,000平米 計測日数: 1日x1台 器械点数: 7箇所 計測間隔: 20mm 現況の地形を計測し、土地利用計画の図面を基に作成した3Dメッシュデータと重ね合わせて比較することで、土量の算出を行っています。詳細な地形データを取得できることから、正確な土量を算出することや適切な土量配分計画を立てることができます。
企業情報
当社は、1995年に阪神淡路大震災の復興支援を目的に創業した会社です。 社名は、当社が開発した100m先の0.2mmのひび割れを早く正確に計測できる世界唯一無二の計測機「KUMONOS」に由来します。 1998年、当社は日本で始めて3Dレーザースキャナを導入し、以来、3Dレーザースキャナ技術の普及のため、3D計測事業と機器導入事業を展開してきました。現在に至る25年間で、実に2500件以上の計測実績と約300台の導入実績を積み重ね、我が国における3Dレーザースキャナのリーディングカンパニーの地位を築き上げております。 当社の技術は、日本ものづくり大賞をはじめ、国土交通省・経済産業省・文部科学省から数々の大臣表彰を受賞し、また、G20大阪サミットでは各国首脳に技術紹介されるなど、国内外で高く評価されています。今後も、高い技術力に裏打ちされた最新技術の社会実装を展開し、あらゆる分野でのDXソリューションを提供してまいります。