「プラスチックの利便性も、バイオマスのやさしさも」 サステナビリティに貢献する木材由来のセルロースを配合したバイオマス複合樹脂
「グリーンチップⓇ CMFⓇ 」は、「プラスチックの利便性も、バイオマスのやさしさも」サステナビリティに貢献する、木材由来のセルロースを配合したバイオマス複合樹脂です。 ■セルロースファイバー55%の高配合により、石油由来樹脂の使用量を大幅に削減します。 ■製造から焼却処分までの過程におけるCO2排出量は、セルロースファイバーを55%配合した「グリーンチップⓇ CMFⓇ」の場合、石油由来樹脂と比較して約20%(※1)の減少が期待できます。 ※1:環境省「脱炭素・循環経済の実現に向けたセルロースナノファイバー利活用ガイドライン」に基づき自社にて算出 ■日本ではバイオマスマーク、欧州ではTUV AUSTRIA OK biobasedの認証を取得しています。 ■既存金型の使用が可能。従来樹脂と同レベルの成形性です。 ■引張り、曲げ強度、曲げ弾性率、耐熱性(荷重たわみ温度)は未強化ポリプロピレン樹脂100%と比較して向上しており、薄肉化が可能です。 ■リサイクル性:ガラス繊維複合樹脂と比較して物性強度の劣化(減衰)が少 ない材料です。 ■ポリプロピレン樹脂以外にもコンパウンド可能です。
この製品へのお問い合わせ
基本情報
【特長1】環境対応 ・セルロースファイバー55%の高配合を実現したことにより石油由来樹脂の使用量を削減 ・ LBタイプ、LXタイプはバイオマスマーク認定取得および厚生省告示第370号適合、欧州認証機関「TUV AUSTRIA」OK biobasedの認証を取得、欧州プラスチック規制(EU)No.10-2011に適合 ≪バイオマスマークとは≫ 生物由来の資源(バイオマス)を活用している環境商品の目印です。 一般社団法人日本有機資源協会の専門家から成る第三者委員会による審査に合格した製品に付与されます。 【特長2】成形性、意匠性 ・樹脂流動性(MFR)の調整が可能 ・細密な形状の射出成形にも対応可能 ・射出成形条件により特徴ある模様の発現も可能 【特長3】 高強度、高耐熱、耐衝撃 ・強度、耐熱性の向上 ・耐衝撃性強度を改良したグレードあり ・成形品の薄肉化可能 ・リサイクル可能 ・強化材の役割を活用して、リサイクル材の強度補完 ポリエチレン(PE)への複合化開発も行なっています。
価格情報
お問い合わせください。
納期
用途/実績例
【運送分野】 車載(内装)、航空機(内装)、船舶など 【家電分野】 スマホ等電子機器、白物家電、検査・評価機など 【建材分野】 住宅内装 水回り 配管など
カタログ(1)
カタログをまとめてダウンロードこの製品に関するニュース(14)
企業情報
1914年6月、当社は、電気通信分野に不可欠な「電気絶縁紙、電気通信用紙」の国産化にいち早く成功したことで、日本における産業用特殊紙のパイオニアとしての道を歩み出しました。 1960年代には、原料パルプからの一貫生産を武器に、数々の優れた製品を生み出し、「特殊紙の巴川」として、製紙業界に確固たる地位を築き上げました。 その後、「抄紙・塗工・粉体・粘接着」の技術に磨きを掛け、高機能性材料分野へと領域を広げてきました。 近年は、5Gや先進運転支援システム等の普及、DXの推進により、多くの電子部品で高電圧、大電流、高周波に対する制御が求められています。当社では、「熱・電気・電磁波」をコントロールする「iCas(アイキャス)」ブランド製品を拡充し、熱やノイズに対する様々なソリューションを提供しています。 また、「GREEN CHIP」ブランドとして、自然環境への配慮と製造・動作環境の制御に貢献する製品開発も進めています。 また、このような当社の実態を明らかにし、今後も持続的な企業成長を目指すべく、2024年1月1日、社名を「株式会社巴川製紙所」から「株式会社巴川コーポレーション」に変更いたしました。