蒸気から自己制御ヒータへ、再結晶化を防止
兵庫県神戸市の三井製糖(株)神戸工場様で液糖再結晶化防止として自己制御ヒータを施工しました。 従来は液糖タンク内に直接温風を吹き込んでいたため液糖が再結晶化し、これがストレーナ(液体から固形成分を取り除くために用いる網状の器具)に詰まることで出荷時間が長くなり、課題となっていました。 品質の変化が起こりやすい液糖の加熱に対して自己制御ヒータを提案し 液糖タンクの下部に自己制御ヒータを巻きつけ外側から加熱を行ないました。 施工後、自己制御型ヒーターの導入により、加温不要化と放熱ロス解消で一次エネルギー使用量を56%削減。再結晶化防止で出荷時間を年間30分に短縮し、ストレーナ洗浄も不要となって省メンテナンス化を実現しました。さらに温度均一化で品質が向上し、微生物発生リスクも低減しました。
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基本情報
【製品仕様(一部抜粋)】 ○10QTVR1-CT →重量(標準値):130g/m →導線サイズ:16AWG →厚さ:4.5mm →幅:11.8mm →最小曲げ半径:12.7mm(@20℃) →使用電圧:100Vac ○10QTVR2-CT、15QTVR2-CT →重量(標準値):130g/m →導線サイズ:16AWG →厚さ:4.5mm →幅:11.8mm →最小曲げ半径:12.7mm(@20℃) →使用電圧:200Vac ○15QTVR1-CT、20QTVR1-CT →重量(標準値):180g/m →導線サイズ:14AWG →厚さ:5.1mm →幅:14.0mm →最小曲げ半径:12.7mm(@20℃) →使用電圧:100Vac ○20QTVR2-CT →重量(標準値):180g/m →導線サイズ:14AWG →厚さ:5.1mm →幅:14.0mm →最小曲げ半径:12.7mm(@20℃) →使用電圧:200Vac ※詳しくはPDFダウンロードボタンから資料をダウンロードいただくか、お気軽にお問い合わせください。
価格帯
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用途/実績例
兵庫県神戸市三井製糖(株)神戸工場様 詳しくはPDFダウンロードボタンから資料をダウンロードいただくか、お気軽にお問い合わせください。
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企業情報
当社は電気ヒータのエンジニアリング会社です。 Raychem自己制御ヒータを水道管の凍結防止用途としての取り扱いからスタートしました。 その後技術の蓄積を重ね、石油化学分野、食品工場分野、 発電業界等の厳しい温度制御が求められる分野への、 配管及びタンクへのプロセス保温等のプロジェクトの設計から施工まで数多く手掛けております。 最高保持温度が150℃である自己制御電気ヒータにとどまらず より高温対応の電力制限ヒータ、MIヒータ、シーズヒータも取り扱っております。 現在、製造現場でのプロセス保温の主流はスチームや温水であり、 大量の化石燃料が使用されていますが、環境問題や不安定なエネルギーコストに対応するため、電気ヒーティングに着目する製造現場の方々が増加しております。